[サンフランシスコ 12日 ロイター] - ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)世界最大手の米フェイスブックFB.Oは12日、テーマのタグ付け機能「ハッシュタグ」を導入すると発表した。ツイッター上で最も知られるこの機能を導入することで、テレビやスポーツイベント、ニュース速報でフェイスブックの存在感を高めるのが狙い。
ハッシュタグは投稿に「#」を付けたキーワードを入れるもので、SNS上に大量に書き込まれるユーザーのコメントから特定のトピックや話題を見つけやすくすることができる。
フェイスブックでも、投稿の末尾にハッシュタグとキーワードを付けることで、同じトピックをグループ分けすることができるようになるという。
ハッシュタグは、リアルタイムで行われているイベントについて、SNSユーザーがオンライン上で意見交換するのに便利な機能として利用されている。
フェイスブックのジャスティン・オソフスキー氏はブログで、「米国人の8800万─1億人がテレビのプライムタイムに毎日フェイスブックを利用しているが、これは放送局や広告主、わが社のパートナーにとって重要な機会と言える」とコメントした。
ただ、フェイスブック上でこうしたイベントに関する投稿がツイッター同様に盛り上がるかどうかは未知数。全てのユーザーに公開されるツイッターの投稿とは異なり、フェイスブックではほとんどの投稿が友人間に限定されている。
フェイスブックのハッシュタグは、12日に約20%のユーザーに提供が始まり、今後数週間で全ユーザーが利用できるようになる予定だという。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」