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アングル:香港IPOの活況終えんか、米緩和縮小懸念でムード暗転
2013年6月14日 / 04:27 / 4年後

アングル:香港IPOの活況終えんか、米緩和縮小懸念でムード暗転

[香港 13日 ロイター] - 香港IPO(新規株式公開)市場の活況は短命だったかもしれない。ここ1カ月で2社がIPOを延期し、13日に上場した自動車ディーラー株は急落した。

株価が急落し、投資家センチメントは冷え込んでおり、他の上場計画に悪影響を及ぼしそうだとの指摘が銀行関係者から出ている。

具体的にはカジノ運営会社マカオ・レジェンド・デベロップメントやNWホテル・インベストメンツだ。

ここ1カ月で2社となる上場延期を決定した合和実業(ホープウェル・ホールディングス)(0054.HK)の香港不動産部門、合和香港物業(0288.HK)は最大7億8000万ドル調達する計画だった。

今年これまでの香港IPOは44億2000万ドル、前年同期の3倍以上だ。しかし、数週間前から米連邦準備理事会(FRB)がいつどのように金融緩和措置を縮小するかという不安や中国経済に対する懸念が台頭し、香港などアジアの株式市場が下落。香港株式市場のハンセン指数.HSIは5月20日につけた3カ月ぶり高値から11%下落した。

第一上海証券(香港)のストラテジスト、ライナス・イップ氏は「FRBが金融緩和策を縮小し始めるタイミングをめぐる不安が広がっていることを踏まえると、今は特に香港不動産関連にとってIPOに適した時期ではない」とし「IPOができない状況が年末まで続くのか、はっきり分からないが、様子見姿勢を取ることになるだろう」と語った。

<動かない個人投資家>

最近上場を延期したもう1社は、韓国の自動車部品メーカー万都(060980.KS)。延期の理由は、市場環境悪化だった。

特にモメンタムのカギを握る個人投資家のセンチメントが冷え込んでいる。

13日に上場した高級車ディーラー、中国和諧汽車(3836.HK)はIPO価格から16.5%も下落する惨憺たるデビューとなった。中国和諧汽車の場合、募集の段階からさえなかった。個人投資家の応募倍率は1.6倍。今年これより先にあったシノペック・エンジニアリング(2386.HK)や中国銀河証券(6881.HK)の約30倍と比べると差は歴然だ。

中国本土の不動産開発会社、呉墟国際(1369.HK)は上場初日に5%近く上昇した。しかし、公募価格は仮条件のほぼ下限。個人投資家向けの売り出しでは募集枠の半分しか消化できなかった。

シンガポール株式市場でも、今年華々しい上場を飾ったものの、その後値下がりしたり、公募価格を下回ってしまった銘柄がいくつかある。

(Elzio Barreto記者;翻訳 武藤邦子;編集 佐々木美和)

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