June 18, 2013 / 7:13 AM / 7 years ago

ECB、必要となれば行動する用意がある=ドラギ総裁

[エルサレム 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、ユーロ圏経済を支援するために必要ならばECBは「行動する用意がある」と述べた。最近の市場安定化の兆候については、金利が再び効果的な手段になっていることを意味しているとの認識を示した。

6月18日、ECBのドラギ総裁は、ユーロ圏経済を支援するために必要ならば「行動する用意がある」と述べた。写真は4月、ストラスブールで撮影(2013年 ロイター/Vincent Kessler)

エルサレムで開かれたイスラエル中銀のフィッシャー総裁の送別会で語った。

ユーロはドラギ総裁の発言を受けて下落した。

総裁は講演で「われわれはユーロ圏経済における金融環境へのより良いコントロールを取り戻すことができている。これは経済に対して適切な金融政策効果を提供する上で非常に重要だ」と述べた。

金融政策の伝達メカニズムは改善傾向にあり、ユーロ圏内のどの地域でも低金利の恩恵を受けることが可能との認識を示した。

一部のエコノミストは、この発言に驚いたという。

ドイツ銀行のシニア欧州エコノミスト、ジル・モーク氏は「政府債券の利回り格差の圧縮が重要で、ECBは相当効率的に行っている。ただ、各家計や企業への信用が実際に生まれる効果を示す明確な兆しはまだ見えない」と話した。

総裁は、金利がゼロ付近にとどまっている際における中銀の行動の有効性については、「物価安定を確保する能力が低金利によって大きな試練に直面しているとは思わない」と述べた。

大和キャピタル・マーケッツのエコノミスト、トビアス・ブラットナー氏は「ドラギ氏の発言は、ECBが金融手段を使い尽くしておらず、金利がゼロ近辺にあっても、必要なら景気を刺激する十分な力が依然としてあることを強調した」と話した。

総裁はユーロ圏経済は依然として調整局面にあると指摘しつつ、最近の調査データは低水準からの改善ではあるものの、幾分の改善を示していると述べた。

「景気は年内に上向くと予想されるが、輸出が景気回復に果たす役割が重要だ」と話した。

総裁は「当面、経済と金融面で今後出てくるあらゆる情報を非常に注意深く監視していき、必要ならば行動する用意がある」と強調した。

また前回の理事会で実施を正当化する理由は見当たらないとして見送ったマイナスの中銀預金金利については、意図しない結果をもたらす可能性があっても、利用すべきでないという訳ではないとの認識を示した。

「われわれが打ち出すことができるその他の政策、標準的な金利政策や非標準的な政策は数多くあり、環境が許せば打ち出すだろう」と付け加えた。

総裁は「われわれの機構において特に効果的で、かつわれわれの権限内で可能なこれらの政策を虚心坦懐に検討するだろう」と述べた。

*内容を追加して再送します。

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