June 20, 2013 / 6:38 PM / 5 years ago

6月各国PMIは中国はじめ低調、世界経済の足かせにも

[ロンドン/ニューヨーク 20日 ロイター] - 20日に発表された6月の各国・地域の購買担当者景気指数(PMI)は、中国の製造業PMIが9カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。

米製造業PMIも小幅低下し、第2・四半期の平均は過去4四半期で最も低い水準を記録、世界的な景気回復の道のりが平坦でないことが浮き彫りになった。

前日にはバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が、年内に債券買い入れ縮小に着手できるほどの強さが米経済にはあるとの認識を示した。しかし他の主要国の回復は米国に遅れを取っており、世界経済の成長にとって足かせとなる可能性がある。

HSBCが発表した6月の中国製造業PMI(季節調整済み)速報値は48.3と前月の49.2から低下し、9カ月ぶり低水準となった。

インベステックの首席エコノミスト、フィリップ・ショー氏は「中国経済の減速は米国の見通しにとって有益でない」と指摘した。ただ、米経済の成長が完全に中国の動向に左右されるわけではないとの見方も示した。

マークイットが発表した6月の米製造業PMI速報値は52.2となり、前月の52.3から小幅低下した。

雇用のペース鈍化や、ユーロ圏のリセッション(景気後退)などを受けた外需の低迷を背景に、第2・四半期の平均も52.2と第1・四半期の54.9から低下、2012年第3・四半期以来の低水準となった。

マークイットの首席エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「各企業とも需要回復の継続に慎重な見方を持っていることは確かだ」と分析、海外などとの競争激化で生産性を高める必要に迫られ、雇用が抑えられているとの見方を示した。

ただエコノミストは米経済の見通しについて、下期以降は成長が加速すると予想しており、バーナンキFRB議長も前日、同様の見方を示した。

マークイットが発表した6月のユーロ圏PMI速報値は総合が48.9と、予想の48.1を上回り、前年3月以来の高水準となった。ただ、過去22カ月のうち1カ月を除いて節目となる50を下回っている。

サービス部門PMIも前月の47.2から48.6に上昇し、1月以来の高水準となったものの、節目の50は17カ月連続で下回った。

マークイットによると、6月のPMIはユーロ圏第2・四半期の経済成長率がマイナス0.2%になることを示唆しているという。

ユーロ圏では、リセッションからの早期脱却に向け一段の措置を講じるよう欧州中央銀行(ECB)に求める声が強まっているが、5月に実施したロイター調査では、今後数カ月間の金融緩和は予想されていない。

中国人民銀行(中央銀行)も緩和圧力にさらされる可能性がある。ただ中国の経済成長率は確かに鈍化しているものの、ハードランディングを予想する声はほとんど聞かれない。

国泰君安証券のアナリスト、ワン・ジン氏は「中国の経済成長が7%を割り込む可能性はかなり低い」とし、既存の政策が依然として景気の安定化に奏功しているためだと説明した。

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