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MUFGがタイのアユタヤ銀行買収へ、総額約5600億円

7月2日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、三菱東京UFJ銀行がタイの大手商業銀行アユタヤ銀行を子会社化すると正式発表した。都内で昨年12月撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 2日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)8306.Tは2日、三菱東京UFJ銀行がタイの大手商業銀行アユタヤ銀行BAY.BKを子会社化すると正式発表した。

株式公開買い付け(TOB)により、発行済み株式の最大75%の取得を目指す。買収規模は最大5600億円に上る。邦銀としてアジアではじめて現地銀行を買収し、経営に乗り出す。

アユタヤ銀は、総資産約3兆5000億円で同国第5位の商業銀行。個人や中小企業取引に強みを持つ。MUFJはTOBにより、アユタヤ銀株式25%を保有する米ゼネラル・エレクトリック(GE)GE.Nのほか、一般株主からの株式取得を目指す。25%を保有する創業家のラタナラックグループは株式を保有し続ける。買い付けは11月上旬に始め、12月に完了させる。

タイは、進出している外国銀行に対して「1拠点主義」の規制を課しており、支店を展開している外銀は現地銀行への出資ができない。三菱東京UFJ銀は、タイ支店での業務を同銀に統合し、アユタヤ銀行を通じて日系企業向けに加え、個人・法人業務を全面展開する。

MUFGは、米国で100%子銀行のユニオンバンカルを経営しているが、アジアで銀行を経営するのは初めての試みとなる。邦銀は、国内では預金超過状態で貸出先の不足に悩むが、海外では外貨通貨の調達に制約が生じている。海外でリテール業務を行うことで現地通貨の調達が可能となり、貸出ビジネスを強化できるメリットもある。

邦銀では、三井住友フィナンシャルグループが5月にインドネシアの年金貯蓄銀行に約1500億円、40%の出資を決めている。

三菱UFJの海外買収案件としては、米モルガン・スタンレーMS.Nに対する株式21%、9000億円の出資に次ぐ大型案件となる。

(ロイターニュース 布施太郎)

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