July 3, 2013 / 8:28 AM / 7 years ago

清涼飲料は成長市場、積極的な戦略投資実施へ=サントリー食品社長

[東京 3日 ロイター] - サントリー食品インターナショナル(2587.T)の鳥井信宏社長は3日の会見で、清涼飲料市場は成長市場だとし、上場で得た資金により「国内外で積極的な戦略投資を行い、さらなる成長と収益構造の革新を進める」と述べた。

7月3日、サントリー食品インターナショナルの鳥井社長は、清涼飲料市場は成長市場だとし、上場で得た資金により「国内外で積極的な戦略投資を行い、さらなる成長と収益構造の革新を進める」と述べた。都内で2009年9月撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao)

<為替でM&A戦略は変わらず>

鳥井社長は「清涼飲料市場はグローバルに大きく成長する可能性を秘めている」と指摘。海外での投資については「新興国はアジアに限らず、まだまだ飲料市場全体が小さく、可処分所得が上がっているエリアがある。橋頭堡(きょうとうほ)を築ける機会があれば、積極的に対応したい」とした。

為替が円安基調にあるものの「為替でM&A戦略が変わることはない」と述べ、早期に収益に貢献できるようなM&Aを実施したい意向を示した。

一方、国内についても、シェアトップは「悲願ではなく必達目標」と強い口調で話し「まず自社で何をすればトップメーカーに追い付けるか考えていくが、そういう(M&Aの)機会があれば、いろいろと考えていきたい」と述べた。

国内飲料市場では、コカ・コーラグループがトップシェアを持ち、サントリーは第2位となっている。鳥井社長は、シェアトップになるためには、自動販売機の台数で追い付き、追い越すことが課題、と指摘した。

同社は、2020年に売上高2兆円という目標を掲げている。12年12月期は9921億円だったため、今後、倍増させることになる。

鳥井社長は、既存事業による成長で1兆5000─6000億円が見込めるとし「4000─5000億円は戦略投資で売り上げを積み上げる」との考えを示した。また、2020年の利益目標としては、営業利益率で2桁台となる(12年12月期は5.9%)ことを目標として挙げた。

<「やってみなはれ」の精神は失わず>

サントリーグループで有名な「やってみなはれ」の精神。上場によって、こうしたカルチャーが失われるのではないかとの指摘に対し「われわれが仕事をしていくうえで精神的な柱であったやってみなはれの精神を失う気はない」と述べた。一方で、上場会社としては「全てのステークホルダーの期待にしっかりと応えるべく、透明かつ公正な経営をしていく」とした。

上場することで収益に対する市場の厳しい目にさらされることになるが「これまでも短期的な利益を無視してやってきたわけではない。ここ数年増収増益を達成している。これまでも短期・長期両方見据えてやっている」と述べ、カルチャーが変わることはないと繰り返した。

同社は、サントリーホールディングスSUNTH.ULの飲料子会社で、3日に東京証券取引所1部に新規上場した。公募価格3100円に対して、初値は3120円。

初値に対しては、公開価格の3100円を上回ったことで「ほっとしている。満足している」と感想を述べた。 上場は2年前から準備をしてきたことを明らかにし、株価が乱高下する中でも、上場延期は考えなかったという。

上場時の時価総額は約9640億円で、今年最大規模の上場案件となった。

(清水律子)

*内容を追加して再送します。

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