September 16, 2013 / 5:39 PM / 7 years ago

ドイツ、銀行同盟設立に向け条約変更回避案を検討=当局者

[ビリニュス 14日 ロイター] - ユーロ圏の金融行政を一体化する「銀行同盟」の設立に向け、ドイツは欧州連合(EU)条約を変更せずに済む方法を検討していることが、EU当局者の話で明らかになった。

ドイツは単一銀行清算機関の設置にはEU条約の修正が必要になると主張。銀行同盟の実現に向けた大きなハードルとなっているが、独首相府は現在妥協案を検討し、他のEU加盟国と協議を進めている。

協議に関与しているユーロ圏関係筋は、独首相府は「総選挙後」をにらみ解決策を準備しているとし、「現在は他のユーロ加盟国と協議を行っている」と述べた。

これについて独当局者は、独政府は複数の案を検討していることを明らかにし、踏み込んだ議論は11月、もしくは12月に行われると述べた。どの案が採用されるかは、22日の総選挙を経て成立する新連立政権次第となるとしている。

複数のユーロ圏当局者によると、独首相府はEU条約第114条に基づき欧州全体を管轄する清算機関を設立する案に合意することを検討している。

EU条約第114条については、これまでに欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)、EU理事会の各機関の法務部門が法的根拠として十分との見解を示している。ただ独政府はこれまでのところ支持を表明していない。

同条項を根拠として清算機関が設立された場合、効力を発揮できるのは2014年後半からECBが監督するユーロ圏130の金融機関に限定され、独政治家と深いつながりを持つとされるドイツの小規模の貯蓄銀行は除外される。

ショイブレ財務相は、EU条約第114条に基づく妥協案を排除できるかとの質問に対し、「同条項の対象範囲は限定されている」とした上で、「同条項に基づく解決策を模索することはできるが、欧州委の提案とは異なる」と述べるにとどめた。

別の関係筋によると、新たな清算機関が設立されるまでは欧州安定メカニズム(ESM)に役割を担わせる案も検討されている。

この場合、ESMの根拠となっている法律の変更が必要になるが、英国などのユーロ圏非加盟国の賛同も得る必要のあるEU基本法の変更ほど困難な作業にならない。

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