September 20, 2013 / 5:57 AM / 5 years ago

インド中銀が予想外の利上げ、ルピー支援策は一部解除

[ムンバイ 20日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行、RBI)は20日、インフレ抑制に向け予想外の利上げを行った。一方、ルピー支援に向け講じた緊急措置の一部を解除した。

9月20日、インド準備銀行(中央銀行、RBI)は、インフレ抑制に向け予想外の利上げを行った。一方、ルピー支援に向け講じた緊急措置の一部を解除した。ムンバイのRBIで2011年1月撮影(2013年 ロイター)

中銀は政策金利であるレポレートを予想外に25ベーシスポイント(bp)引き上げ、7.50%とすることを決めた。市場は据え置きを予想していた。リバースレポレートも6.50%に引き上げた。現金準備率は4.00%に据え置いた。

一方、ルピー安を抑制するため7月中旬に10.25%へ引き上げていたMSF(マージナル・スタンディング・ファシリティー)レートを75bp引き下げ、9.50%とすることを決めた。

9月4日に就任したばかりのラグラム・ラジャン総裁にとっては初の金融政策会合。総裁は予想通りタカ派トーンを維持したが、今後の政策の方向性は明示せず、市場の状況を見極めながら、ルピー安定に向け講じた流動性引き締め措置を早期に解除するとの方針を示した。

8月の卸売物価指数(WPI)は前年同月比6.10%上昇し、6カ月ぶりの大きな伸び率となった。消費者物価指数(CPI)は9.52%を記録した。

総裁は「適切な政策対応なしではWPIは年内、当初予想よりも高水準になる可能性がある」と指摘した。

さらに「CPIで示される小売りレベルでのインフレはここ数年高水準で推移し、インフレ期待を高止まりさせ、消費者や企業の心理を圧迫しているが、これも懸念事項だ」との見方を示した。

インドでは、政策金利変更が経済成長へ与える影響は他国ほど大きくないが、有権者はインフレ動向に非常に敏感。数カ月以内に重要な州議会選が行われるほか、来年5月までには総選挙が予定されている。

政策決定を受け、国債、通貨、株式は下げ幅を拡大した。

総裁は声明で、ぜい弱な鉱工業部門や都市部需要を背景にインフレとインフレ期待の抑制が必要とし、ルピー支援措置の解除に伴い、レポレートを政策運営のための金利に戻す意向を示した。

フィリップキャピタル(ムンバイ)の首席エコノミスト、ANJALI VERMA氏は「レポレートの引き上げは予想外だった。総裁は明らかにインフレを懸念している。国外状況の改善により経常赤字の問題は解決に向かう、と主張している。今後はこれまでさほど目を向けられていなかった財政赤字とインフレが焦点になるだろう」との見方を示した。

米緩和策の早期縮小観測を背景に5月から新興国からの資金引き揚げが続いており、多額の経常赤字を抱えるインドは資金流出圧力に特にさらされている。

一方、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和縮小の見送りを決定したことからルピーは今週大幅に上昇。ラジャン総裁就任から19日までに9%超上昇している。

総裁はこの日、ルピー相場の決定要因は、財政赤字やインフレなどの国内要因に移った、との見方を示した。

*写真を付けて、内容を追加して再送します。

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