October 29, 2013 / 3:43 PM / 6 years ago

蘭ラボバンク、LIBOR問題で欧米当局が7.7億ユーロの制裁金

[アムステルダム 29日 ロイター] -オランダのラボバンクRABN.ULがロンドン銀行間取引金利(LIBOR)などの不正操作に関与したとされる問題で、欧米の規制当局は同行に制裁金7億7400万ユーロ(10億7000万ドル)の支払いを命じた。

10月29日、オランダのラボバンクが、LIBORなどの不正操作に関与したとされる問題で、欧米の規制当局は同行に制裁金7億7400万ユーロの支払いを命じた。ジャカルタで1月撮影(2013年 ロイター/Beawiharta)

LIBOR不正操作問題に絡み制裁金が課されるのは今回で5社目。制裁金はこれまでに総額37億ドルにのぼっている。

同行が29日明らかにしたところでは、LIBORや欧州銀行間取引金利(EURIBOR)などの不正操作に関連して、行員約30人が「不適切な行為」に関わっていたとして、米英、オランダの規制当局から制裁金の支払いを命じられた。

LIBOR不正操作問題に絡む制裁金としてはUBSUBSN.VXに次ぐ金額となった。

また日本では金融庁が29日、ラボバンク東京支店のトレーダーがLIBOR不正操作の働きかけをしていたとして、銀行法に基づく業務改善命令を出したと発表した。

ラボバンクは日本の支店を閉鎖して30人を削減した上で、駐在員事務所のみを残す方針を示した。

同行のピート・ムーランド最高経営責任者(CEO)は引責辞任を発表した。

ラボバンク取締役のスピコ・シャット氏は、制裁金が10億ドル規模になると同行が知ったのはわずか6、7週間前だとし、規制当局の姿勢が一段と厳しくなっていることを示唆した。2月の時点では制裁金は4億5000万─6億ドル程度とみられていた。

英金融行動監視機構(FCA)はラボバンクへの制裁金がとりわけ高額となった理由について、円LIBORレートの申告を担当していた従業員が2009年に内部監査グループに対し、トレーダーから指示を受けていたと報告したにもかかわらず同行として対応を怠ったため、と説明した。

FCAの調査では、ラボバンクでLIBORを直接もしくは間接的に操作しようとしたケースが500件以上明らかになり、世界各地で少なくとも9人のマネージャーとその他19人が関与していたことが分かった。

FCAの金融犯罪担当責任者トレーシー・マクダーモット氏は「ラボバンクの不正行為はLIBORに関するわれわれの調査の中でも最も重大なもの」であり、「容認しがたい」と述べた。

米司法省はラボバンクに対する刑事訴追を2年間保留することに同意し、同行が調査に協力すれば訴追しない考えを示した。

当局が公表した文書では、ラボバンクの社員が規制を軽視する姿勢をとっていたことが浮き彫りになった。

取締役のシャット氏はロイターに対し、不正行為に関わった30人のうち10人は既に退職し、14人が懲戒処分を受け、5人は解雇、残り1人の処遇については検討中だと明らかにした。

ラボバンクは「過去の教訓から学ぶ」決意を表明し、管理体制を強化したことを明らかにした。その上で、制裁金の支払いに耐え得る健全な財務体質を備えていると強調した。

*内容を追加して再送します。

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