December 16, 2013 / 3:12 AM / 6 years ago

日経平均反落、先行き慎重な日銀短観が重し

[東京 16日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落。寄り付きの買い先行後すぐに下げ転換した。前週末の米国株がまちまちとなったほか、外為市場では前週末に比べて円安進行が一服。午前8時50分発表の12月日銀短観では企業の強気な姿勢が示されず、株式市場の重しになったという。

12月16日、前場の東京株式市場で日経平均は反落。写真は11月、都内で撮影(2013年 ロイター/Yuya Shino)

今週は日米の金融政策決定会合が予定されているため様子見が強く、東証1部の売買代金は8808億円と低水準だった。

日銀が発表した12月全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業製造業・業況判断指数(DI)はプラス16と、前回の9月短観から4ポイント改善したが、2014年3月予測はプラス14と鈍化する見通しが示された。2013年度大企業・全産業の設備投資計画も前年度比プラス4.6%となり、前回調査から0.5%下方修正された。市場では「先行きが弱いので、やや期待がしぼんでしまったところがあるかもしれない」(国内証券)との声が出ていた。

楽天経済研究所シニア・マーケットアナリスト、土信田雅之氏は「米量的緩和の縮小が警戒されるなかで、日銀短観の先行きに慎重な見方が示され、利益確定売りのきっかけとなった」と指摘する。米連邦準備理事会(FRB)による資産買い入れ規模縮小は来年3月との見方が大勢だが、このところの好調な米経済指標を受けて17─18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で縮小開始が決定されるとの見方も一部で出ている。FOMC後のマーケットの動向が読みづらいとして、投資家は手控えムードを強めている。

一方、足元の株価水準には値ごろ感もあり、下値には押し目買いが入りやすいとの見方から下げ幅を縮める場面もあった。テクニカルでは下値めどとして意識されていた25日移動平均線(1万5336円01銭=16日前場)を下回っているが、節目の1万5000円は維持するとみられている。

午前10時45分にHSBCが発表した12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)速報値は50.5で、3カ月ぶり低水準だった。コマツ(6301.T)や日立建機(6305.T)など中国関連株の一角がさえないが、全体相場への影響は限られた。

個別銘柄では、アスクル(2678.T)が大幅続落。13日に発表した2013年11月中間連結決算で営業利益が前年同期比59.0%減の14億6700万円と大幅減益だったことが嫌気された。ドイツ証券では投資判断を「Buy」から「Hold」に引き下げている。半面、ディップ(2379.T)がストップ高となった。13日、2014年2月期業績予想の上方修正を発表し、材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がり490銘柄に対し、値下がりが1126銘柄、変わらずが155銘柄だった。

(杉山容俊)

日経平均.N225

前場終値 15303.33 -99.78

寄り付き 15408.35

安値/高値 15264.49─15408.35

東証出来高(万株) 100443

東証売買代金(億円) 8808.61

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