December 18, 2013 / 10:23 PM / 6 years ago

ドルが対円で5年ぶり高値、米FOMC受け=NY市場

[ニューヨーク 18日 ロイター] -

12月18日、終盤のニューヨーク外為市場では、米FRBが債券買い入れプログラムの規模縮小などを発表したことを受け、ドルが対円で一時、約5年ぶりの水準まで上昇した。都内で2011年8月撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao)

ドル/円    終値   104.28/30

始値   103.07/11

前営業日終値   102.67/68

ユーロ/ドル  終値   1.3685/87

始値   1.3742/44

前営業日終値   1.3766/68

18日終盤のニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)が債券買い入れプログラムの規模縮小を発表し、景気の改善が続けばさらに規模縮小を続けるとの見通しを示して市場に驚きを与えたことを受けて、ドルが対円で一時、約5年ぶりの水準まで上昇した。

一方、FRBが政策金利は従来示していたよりも長い期間低水準にとどまるとの見通しを示唆したことから、ユーロの対ドルでの下げ幅は限定的だった。

終盤のドル/円は1.4%高の104.05円。一時は2008年10月以来の高値水準となる104.16円まで上昇した。

ユーロ/ドルは6日以来の安値となる1.3673ドルをつけた後、0.6%安の1.3690ドルで推移している。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.5%高の80.458。

ウェスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズ(ワシントン)のシニア・マーケット・アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「多くの人がFRBが来年まで緩和縮小を先延ばしすると考えていたが、FRBは行動を起こし、年末までに景気刺激策のペースを減速させるという以前に示した見通しを忠実に守った。FRBの緩和縮小開始により、ドルの上値を抑えていた不透明感が消え去り、米景気とドル相場の双方に明るい見通しが示された」と話した。

FRBは来年1月から債券買い入れ額を月100億ドル減らし750億ドルとする。内訳は国債が400億ドル、エージェンシー発行モーゲージ債(MBS)は350億ドルとし、50億ドルずつ減額する。

メルク・インベストメント社長のアクセル・メルク氏は「今日の発表をテーパリングと呼ぶことも可能だが、FRBは依然として本当の終着点を示していない。何らかの行動に出るべきだとの市場圧力に形の上で応えただけだ。真の緩和縮小には、実際にバランスシートの規模拡大をいつ終えるのかという終着点を示すことが含まれる。FRBは依然として利上げ時期が後ずれするとの印象を与えており、今回の発表がどこまでタカ派的だったかについてはよく分からない」と話している。

円は安全資産として投資家のリスク志向が強まる中で下落することが多く、FRBの決定後に米国株が上昇したことも一段の円売り圧力につながった。

終盤のユーロ/円は0.8%高の142.45円。

ドイツ銀行(ニューヨーク)の通貨ストラテジスト、アラン・ラスキン氏は「今日の決定は最終的には緩和縮小がいつ終了するかという不透明感にたどり着く。このこともリスクに関して支援要因になる。円はファンディング通貨として好まれ続けるだろうが、FRBがハト派的な緩和縮小を打ち出したことで、年末にかけてドルが他の主要通貨に対しては幾分弱含む基調が方向づけられた」と指摘した。

円安による燃料輸入費の上昇で日本の11月の貿易赤字が1兆2900億円(約125億6000万ドル)と17カ月連続の赤字となったことも一段の円売り圧力につながった。

*内容を追加して再送します。

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