[ワシントン 18日 ロイター] -オバマ米大統領は、辞意を表明したゲーリー・ロック駐中国米大使の後任として、通商問題で中国に対し厳しい姿勢を取ってきた上院財政委員会のマックス・ボーカス委員長(民主党、モンタナ州選出)を指名する見通し。上院の側近が明らかにした。
ボーカス委員長(72)は、来年末で上院議員を引退する意向を示していた。ボーカス氏は1978年、上院議員に初当選した。
オバマ大統領の指名後、上院が承認する必要がある。大統領指名の人事に関する審議は、来年初めまで行われない見通し。
ボーカス氏と他の3人の有力議員は7月、オバマ大統領に書簡を送り、中国に対し知的財産権の窃盗行為や米企業に対する差別的な慣行をやめるよう求めることを要請していた。
ある民主党関係者は匿名を条件に、ボーカス氏が2001年の中国の世界貿易機関(WTO)加盟とその後の同国との二国間貿易関係の正常化に向けた1990年代の米国の取り組みを成功に導いたと指摘した。
上院の側近によると、ボーカス氏が駐中国大使になった場合、モンタナ州の法律に基づき、スティーブ・ブロック州知事(民主党)がボーカス氏の後任を指名する。
民主党は現在、上院で53議席を保有。これに加え、民主党系無所属が2議席を保有している。共和党は45議席で、知事が民主党議員を後任に指名すれば、上院の勢力図は変わらない。
ブロック州知事は民主党議員を指名するとみられているが、同知事の報道官からのコメントは得られていない。
ボーカス氏の上院議員ポストはすでに2014年11月の中間選挙での改選が決まっており、後任に就く議員が来年を通じてポストにとどまるかは明らかでない。
ボーカス氏が中国への赴任のため来年初めに上院を去ると想定した場合、ロン・ワイデン上院議員(民主党、オレゴン州選出)が上院財政委員会の次期委員長になる可能性がある。
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