December 20, 2013 / 3:52 PM / 5 years ago

イタリア下院、予算案めぐりレッタ内閣を信任

[ローマ 20日 ロイター] -イタリア下院は20日、レッタ政権の信任投票を行い、賛成350票、反対196票で信任案を可決した。信任投票は予算案可決の迅速化のため行われた。

上院は来週23日に同様の信任投票を行う。可決が見込まれることから、予算案が成立する見通し。

レッタ首相はこの日、同予算案について、企業や労働組合が喜ぶ内容ではないが、イタリアの安定に不可欠だと強調した。

予算案によると、財政赤字は今年の国内総生産(GDP)比で、欧州連合(EU)が上限とする3%内ぎりぎりに抑えられる。税率の一部削減とともに国民から不評を買っていた「IMU」と呼ばれる固定資産税が撤廃された。ただ、歳出削減と成長促進の面で十分な措置が盛り込まれていないとの批判がある。

レッタ首相は記者団に対し、「私は船を沈ませるわけにはいかない。国家財政を損ねることなく成長支援策を盛り込みたかった」と述べた。「誰も魔法の杖は持っていない。われわれは紙幣を乱発することはできない」と強調した。

レッタ首相が率いる連立政権は、ベルルスコーニ元首相の陣営が連立を離脱したことを受け、改革案を通過させる道が開かれたと自信を深めている。

予算はこれまでよりやや成長重視となっているが、歳出と歳入の傾向については大きな変更はない。

イタリアの主要経営者団体コンフィンダストリアは、企業の人件費と従業員所得の差である「税による乖離(かいり)」の縮小に政府が力を尽くさなかったと非難している。

政府は財政赤字の対GDP比率が2014年に2.5%と、今年の目標である3%から低下すると予想している。ただ、これには経済成長率が1.1%という前提があり、この前提は楽観的という見方が市場の大勢を占めている。公的債務は今年と来年に、対GDP比で133%近くに膨らむとみられ、ユーロ圏ではギリシャに次いで2番目に高い水準となる。

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