[ストックホルム 25日 ロイター] -サッカーのフランス1部、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するスウェーデン代表主将ズラタン・イブラヒモビッチは25日、サッカー界では女性よりも男性の方が評価されるのは当然と語り、ジェンダー論争を煽るようなことは慎むべきとの見解を示した。
スウェーデンでは先日、同国サッカー協会が代表歴代最多出場記録を更新したMFアンデルス・スベンソンに自動車ボルボを贈り、その功績をたたえたが、女子の記録を更新した選手に対しては同様の褒賞を与えなかったため、批判の矢面に立たされている。
この件を受け、イブラヒモビッチは25日付の新聞で「女性の成し遂げたことに対しては敬意を表するが、男と女のフットボールを比較することはできない。まったく笑えない話だ」とコメント。
さらに、イブラヒモビッチは「欧州の舞台に出れば、私は(リオネル・)メッシや(クリスティアノ・)ロナルドと比較されるが、スウェーデンに戻ってくると女子選手と比較される」と語ると、代表の得点記録を更新してきた自分と女性選手を比べることなど冗談にもならないと一蹴した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」