January 17, 2014 / 3:48 AM / in 6 years

中国移動のiPhone販売、通信各社の販売補助金投入に拍車も

[北京 17日 ロイター] - 中国移動(チャイナ・モバイル)(0941.HK)は17日、米アップル(AAPL.O)の「iPhone(アイフォーン)」の販売を開始した。7億6300万人の加入者を抱える中国移動が提携キャリアに加わることで、短期的にはアイフォーンの販売押し上げ効果が見込める一方、顧客獲得を狙った通信各社の販売奨励金投入が加速するとの見方もある。

1月17日、中国移動(チャイナ・モバイル)が米アップルの「iPhone(アイフォーン)」販売を開始。短期的には販売の押し上げ効果が見込める一方、顧客獲得を狙った通信各社の販売補助金投入を加速させるとの見方もある。雲南省昆明で昨年10月撮影(2014年 ロイター/Wong Campion)

アップルは既に、韓国サムスン電子(005930.KS)や中国の低価格スマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)メーカー、小米科技(Xiaomi)などとの競争激化に直面して苦戦を強いられており、中国移動が販売を始めるとしても、それほど大きな起爆剤とはならなそうだ。

調査会社カナリスによると、第3・四半期の中国でのスマートフォンシェアは、サムスン電子が21%で首位。アップルのシェアは6%にとどまり、5位だった。

中国移動にとっては、新規顧客獲得に向け、他社との販売奨励金の引き上げ競争が激化し、コスト負担が増える可能性がある。

上海に拠点を置くコンサルティング会社レッドテック・アドバイザーズのマネジング・ディレクター、マイケル・クレンデニン氏は、「中国移動は、販売目標を達成できなければ販売奨励金を増やす。それに中国連合通信(チャイナ・ユニコム)や中国電信(チャイナ・テレコム)も続くだろう」と述べ、各社が販売奨励金の額を競うことになるとの見方を示した。

ジェフリーズのアナリスト、シンシア・メン氏の12月のリサーチノートによると、中国移動のアイフォーン販売は2014年度に1200万台に達するものの、販売奨励金も424億元(70億ドル)と、2013年度の270億元から57%増加する見通し。

チャイナモバイルのアイフォーン価格は、加入契約なしでアイフォーン5S(16GB)が5288元(870ドル)、アイフォーン5Cが4488元(740ドル)。アップルの中国ウェブサイトで購入した場合と同じ水準に設定された。同社によると、15日時点で予約件数は既に130万に達した。

中国移動のアイフォーン販売発表を受け、チャイナ・ユニコムとチャイナ・テレコムは、最大1288元(210ドル)の値下げを行った。さらに、契約時にさまざまな値下げプランを提供している。

また、国内メーカーの端末を選択する中国の消費者も増えてきているため、中国移動の販売開始による押し上げ効果は短期的なものにとどまるとみられる。

さらに、香港などからアイフォーンを持ち込んで、消費者が既に中国移動の回線で端末を利用しているという事情もある。中国移動の広報担当者によると、中国では既に4500万人のアイフォーンユーザーがいるという。

調査会社ガートナーのアナリスト、CK Lu氏は業界全体では販売が拡大しない中、中国連合通信や中国電信などがシェアを奪い合っている状況で、例え中国移動が販売を開始したとしても、他の通信会社のシェアを奪うだけだ、と指摘。アイフォーンの次のモデルが出るまで、販売は大幅に拡大しない、との見方を示した。

*内容を追加して再送します。

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