January 28, 2014 / 9:27 AM / 6 years ago

訂正:中国の中誠信託、デフォルト懸念の高利回り商品めぐり投資家と合意

[上海 27日 ロイター] -中国の信託会社、中誠信託の高利回り信託商品をめぐり償還の見通しが立っていない問題で、同社は27日、投資家と合意に達したと明らかにした。ロイターが同日、投資家向け通知を入手した。中国のシャドーバンキング部門のデフォルトが回避された格好だ。

1月27日、中国の中誠信託の高利回り信託商品をめぐり償還の見通しが立っていない問題で、同社は投資家と合意に達したと明らかにした。写真は100元紙幣。北京で2013年11月撮影(2014年 ロイター/Jason Lee)

通知は「当社は現在、既に投資家と合意に達している。できるだけ早期にあなた方のクライアントマネジャーに連絡を取ってください」と記されている。信託商品の投資家が期日に償還を受けられるとは直接言及していない。

問題の信託商品は「2010年中誠誠至金開1号集合信託計画」と呼ばれ、中誠信託が開発。中国工商銀行(ICBC)(1398.HK)(601398.SS)を通じて富裕層に販売され、30億元(4億9597万ドル)を集めた。今月31日に償還期日を迎える。

この問題は、中国の「影の銀行(シャドーバンキング)」セクターのデフォルト(債務不履行)事例になる可能性があるとして、注目を集めている。

財新(Caixin)誌はこの日、匿名の投資家の話として、今回の合意により、元本の回収は可能になるが、当初確約された最終的な利息は支払われないと報じている。

地元メディアはこれまで、投資家救済コストは山西省政府(訂正)が50%、ICBCと中誠信託がそれぞれ25%拠出する見通しと報じている。

この件に関してICBCはコメントを控えた。また中誠信託のクライアントマネジャーは取材に対し、情報を提供するのは投資家に限定していると回答した。

中国では近年、不動産開発業者や地方政府などがシャドーバンキングを通して資金を調達。シャドーバンキング部門でデフォルトが発生すれば、こうした資金の流れが滞る可能性がある。

ただ、アナリストの間では中国のシャドーバンキング部門でデフォルトが発生する恐れは払しょくされていないとの見方が出ている。

バンクオブアメリカ・メリルリンチ(香港)の中国株式ストラテジスト、デビッド・クイ氏は、「これはシステミックな問題だ。地方政府が今後もデフォルト回避に向け救済を続ければ、多額の債務は政府が保証するとのモラルハザードが助長される」と警告。「中央政府が今後もこうしたことを容認するとは考えられない」と述べた。

*本文6段落目の「陝西省政府」を「山西省政府」に訂正します。この記事は27日に配信しました。

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