January 28, 2014 / 7:03 PM / 6 years ago

政策期待から新興国売り一服、トルコ中銀利上げ観測でリラは一段高

[ロンドン/リオデジャネイロ 28日 ロイター] -28日の新興国金融市場では、大幅な利上げ観測が追い風となりトルコリラが上げ幅を拡大、他の新興国市場でも、金融もしくは財政政策の引き締めが広がるとの思惑から、株・通貨が値を上げている。

1月28日、新興国金融市場ではトルコリラが上げ幅を拡大、他の新興国市場でも株・通貨が値を上げている。写真は10リラ紙幣。イスタンブールで同日撮影(2014年 ロイター/Murad Sezer)

主要新興国が強力な政策行動を打ち出すとの期待が高まっており、前週のアルゼンチン通貨急落をきっかけに中国経済の減速や米緩和縮小への懸念が重なって加速した新興国売りが一服している。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのストラテジストはリサーチノートで「激しい売りを浴びて現実を目の当たりにした新興国が、足並みをそろえるように引き締めに傾いているようだ」とし、「問題は止血に十分かどうかだ。一助にはなるが、おそらく十分ではない」と指摘した。

前日は4カ月半ぶりの安値に沈んでいたMSCI新興国株指数.MSCIEFは0.5%高、中南米株価指数.MILA00000PUSは1.06%高で取引されている。

トルコリラは約0.5%高の1ドル=2.27リラ。前日は過去最安値の2.39リラをつけていた。

市場ではトルコ中銀が同日開催の緊急会合で政策金利を225ベーシスポイント(bp)引き上げ10%とするとの見方が出ており、リラを支援している。

インド準備銀行(中央銀行)による予想外の利上げを受けて、インドルピーも1%程度上昇している。

インド中銀はこの日、政策金利であるレポレートを7.75%から25bp引き上げ、8%とすることを決めた。

過去6営業日で3%下げたブラジルレアルは横ばい。一部では、インド中銀に続きトルコ中銀も利上げに踏み切れば、新興国全体への圧力が和らぐとの見方も出ている。

またブラジル中銀のトンビニ総裁が英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙とのインタビューで、「必要なら再度政策を調整する」と語ったと伝えられたこともレアルを支援している。

半面、アルゼンチンペソは下げ止まらず、闇市場で0.4%安の1ドル=12.20ペソをつけている。

公式レートは8.0ペソ近辺にとどまっており、闇レートは大幅なディスカウント水準となっている。

アナリストによると、南アフリカとインドネシアも、続いて利上げに踏み切る可能性がある。ブラジル、インド、トルコに南ア、インドネシアを加えた5カ国は、外資への依存度が大きく、経済の脆弱さからとりわけ懸念されている。

ただ今週政策会合を開く南アフリカ準備銀行(中央銀行)は、行動することはないとの見方が支配的だ。

南アのランドは前日つけた5年ぶり安値から持ち直し、0.3%高の1ドル=11.03ランドで取引されている。

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