Reuters logo
中国の「影の銀行」セクターでデフォルト、吉林省信託組成の投資商品で=報道
February 12, 2014 / 6:32 AM / in 4 years

中国の「影の銀行」セクターでデフォルト、吉林省信託組成の投資商品で=報道

[上海 12日 ロイター] - 実態が見えにくいことから懸念が広がっている中国の「影の銀行(シャドーバンキング)」問題に絡み、中国の国営メディアは12日、負債を抱えた石炭会社、山西聯盛能源への融資を裏付けとした高利回り投資商品の返済が滞った、と伝えた。

この商品は吉林省信託が組成したもので、中国建設銀行(CCB)(0939.HK)(601939.SS)を通じて富裕層の顧客から2億8900万元(4770万ドル)の資金が集められた。

上海証券報がこの信託商品の投資家の話として報じたところによると、償還日は2月7日だったが、資金がいつ返済されるかめどが立たないという吉林省信託からの通達をCCBが伝えてきたという。

償還期日が過ぎており、テクニカル・デフォルトとなっているものの、吉林省信託は投資家の資金を取り戻すために努力しているもようだ。

同紙によると、匿名の吉林省信託関係者は「われわれが知る限り、当社の資産に問題はない。当社は投資家と交渉中だ」と述べた。

ロイターは今のところ、吉林省信託からコメントを得られていない。

問題の商品は「松花江(77)号山西福裕能源項目収益権集合資金信託計画」の第4トランシェ。2012年2月に投資家から2億8900万元を集め、年率9.8%のリターンを約束していた。

同紙によると、2011年終盤にローンチされた第1─3トランシェ(計4億7400万元)も昨年終盤に期日を迎えたが、予定通りには償還されなかった。第5─6トランシェ(計2億0900万元)は今後数週間以内に償還を迎えるという。

    返済の遅れによるテクニカル・デフォルトはこれまでにも発生しているが、市場関係者は、投資家が損失を強いられる前例となるデフォルトを影の銀行セクターが待っている状態だと指摘している。

    こうしたデフォルトが実際に発生すれば、高利回り商品でも国有銀行の暗黙の保証があるという、一般に広まった考え方が覆されることになる。ただ、吉林省信託は依然として投資家への返済方法を模索しているとみられる。

    中国の影の銀行部門をめぐっては先月、今回と同様に山西省の石炭会社向け融資を裏付けとする投資商品がデフォルトが懸念される事態となったものの、匿名の投資家が裏付け資産を購入したため、投資家が損失を回避できたという経緯がある。

    *内容を追加して再送します。

    0 : 0
    • narrow-browser-and-phone
    • medium-browser-and-portrait-tablet
    • landscape-tablet
    • medium-wide-browser
    • wide-browser-and-larger
    • medium-browser-and-landscape-tablet
    • medium-wide-browser-and-larger
    • above-phone
    • portrait-tablet-and-above
    • above-portrait-tablet
    • landscape-tablet-and-above
    • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
    • portrait-tablet-and-below
    • landscape-tablet-and-below