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EU、ウクライナに1.5兆円の金融支援へ=欧州委員長
2014年3月5日 / 16:52 / 4年後

EU、ウクライナに1.5兆円の金融支援へ=欧州委員長

[ブリュッセル 5日 ロイター] -欧州委員会のバローゾ委員長は5日、欧州連合(EU)がウクライナに対し向こう数年間にわたり110億ユーロ(約1兆5450億円)の金融支援を提供する用意があることを明らかにした。

3月5日、欧州委のバローゾ委員長は、EUがウクライナに対し110億ユーロの金融支援を提供する用意があることを明らかにした。写真はブリュッセルで同日撮影(2014年 ロイター/Yves Herman)

EUはウクライナのヤツェニュク首相も出席する6日の首脳会議で、同支援について協議する。

支援は、欧州復興開発銀行(EBRD)と欧州投資銀行(EIB)が連携して実施。ウクライナが国際通貨基金(IMF)との合意に調印すること、同国が広範な改革を実施することが支援提供の条件となる。

バローゾ委員長は記者会見で、「向こう数年間で支援は少なくとも合計110億ユーロとなる。EU予算とEUの国際金融機関から拠出される」と述べた。

ウクライナ支援についてEUは10億─20億ユーロ規模の短期支援を打ち出すと予想されていたが、提示した規模はドルに換算すると、ロシアがヤヌコビッチ政権崩壊前に確約した支援規模に匹敵する150億ドル。

バローゾ委員長はEUの支援について「コミットメントを示し、包括的で、改革に向けた意欲を示すウクライナ政府のために策定した支援だ」と述べた。

支援のうち、16億ユーロは直接融資、14億ユーロは無償資金協力。無償資金協力のうち6億ユーロは向こう2年間にかけて供与することが可能。

このほか、EIBが2014─16年に30億ユーロを提供。EBRDは50億ユーロの提供を視野に入れている。また、近隣諸国投資ファシリティ(NIF)の資金も利用する。

EUはまた、ウクライナが前年にEUとの連合協定に調印していれば同国が得られたと試算される貿易面での恩恵も考慮。さらに同国に対するエネルギー供給も検討する。

ウクライナ当局者によると、同国政府は向こう2年間で350億ドルの資金が必要になる。ただ、EU当局者によると短期的な資金需要は約40億ドルと、それほど多額ではない。

前日には米国がウクライナに対する10億ドルの融資保証の提供を提示。同国に専門家を派遣し、経済の諸課題への対応と汚職撲滅の取り組みで中央銀行と財務省に助言するほか、5月25日に予定されるウクライナの選挙が国際的な基準に沿って行われるよう、米国が選挙監視人の訓練を行うことも表明している。

*情報を追加しました。

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