March 7, 2014 / 4:47 AM / 4 years ago

情報BOX:クリミア半島の歴史や軍事的重要性

[6日 ロイター] -ウクライナ南部クリミア半島をめぐり、同地で実効支配を強めるロシアと欧米諸国の対立が、東西冷戦以来の深刻な局面を迎えている。

3月6日、ウクライナ南部クリミア半島をめぐり、同地で実効支配を強めるロシアと欧米諸国の対立が、東西冷戦以来の深刻な局面を迎えている。写真はクリミア自治共和国の首都シンフェロポリで(2014年 ロイター/Vasily Fedosenko)

クリミア半島の概要は以下の通り。

<歴史>

18世紀、多くのウクライナ系住民とともにエカテリーナ2世統治下のロシア帝国に併合。その直後に南東部セバストポリにロシア黒海艦隊の基地が置かれる。

英・仏が支持するオスマン帝国とロシア帝国が戦った1853─56年のクリミア戦争では、50万人以上が犠牲となった。この戦いで欧州の勢力図が塗りかえられ、後の第一次世界大戦へとつながった。

1921年、主にタタール人の居住地だったクリミア半島はソ連領となった。第二次世界大戦末期、スターリン政権は、イスラム教徒であるタタール人をナチス協力者としてクリミアから集団追放した。

クリミアはウクライナに帰属替えする1954年まで、ソ連に属するロシア共和国の一部だった。

1991年のソ連崩壊後、クリミアの帰属をめぐるロシアとウクライナ間の政治的な争いが断続的に起きている。

<軍事的重要性>

ロシア黒海艦隊のセバストポリ基地は、ロシアの地中海へのアクセス面で利点がある。ウクライナ海軍の基地もセバストポリにある。

ロシアはウクライナとの租借協定に基づき、セバストポリに黒海艦隊を駐留させている。2010年の合意では、ロシアからのガス供給価格を割り引くことと引き換えに、2042年までの租借が認められた。

ロシアは黒海沿岸にあるロシア領のノボロシースク港を軍艦が利用できるように整備した。

<地理>

クリミア半島はウクライナ本土から南側の黒海に突き出た、山がちの半島。東部はケルチ海峡を挟んでロシア領のタマン半島と向かい合う。ロシアはこの海峡上に橋の建設を計画している。

面積は2万7000平方キロメートルで、ベルギーよりやや小さい。クリミア自治共和国はウクライナが唯一正式に認める自治共和国で、首都はシンフェロポリ。セバストポリはウクライナの特別市でクリミア自治共和国には属さない。

<人口>

約200万人。2001年の国勢調査では、約58%がロシア系、24%がウクライナ人、12%が親EU派のウクライナ暫定政府を支持するタタール人とされる。

<経済>

温暖な気候を目当てにウクライナ人やロシア人が集まる観光地。特に、ソ連・米・英の首脳が第二次世界大戦後の処理を協議したヤルタは有名。

ウクライナの国内総生産(GDP)の3%を占め、このうち6割がサービス業による。

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