[トリポリ 11日 ロイター] -リビア議会は11日、反政府勢力が掌握する東部シドラから北朝鮮国旗を掲げたタンカーが原油を積んで出港したことを受けて、ゼイダン首相に対する不信任案を可決した。
この問題について、軍スポークスマンは、追跡したリビア艦船の攻撃を受けてタンカーは損傷し、イタリア軍艦船が政府側の港にえい航したと説明。しかし、イタリア当局は、同国の船が当時この海域にいなかったとしており、タンカー攻撃の事実は確認できていない。
2012年に首相に就任したリベラル派のゼイダン氏は、イスラム系反政府勢力との対立で指導力が低下していた。ゼイダン氏に代わり、サニ国防相が暫定首相に指名された。