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イオンが3年間に1.5兆円投資、4000億円は海外へ
March 14, 2014 / 9:58 AM / 4 years ago

イオンが3年間に1.5兆円投資、4000億円は海外へ

[東京 14日 ロイター] -イオン(8267.T)は14日、2016年度までの3カ年で、総投資額1兆5000億円のうち、アジア向けを中心とした海外投資に約4000億円を振り向ける中期経営計画を発表した。海外投資は前3カ年に比べてほぼ倍増となる。

3月14日、イオンは、2016年度までの中期経営計画を発表。16年度の連結営業収益は8兆円以上(13年度予想は6兆4000億円)をめざし、このうち海外は1兆円を目指す。都内の店舗で昨年1月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

中国やASEAN(東南アジア諸国連合)でショッピングセンターなどを積極出店し、成長する市場を取り込む方針。

16年度の連結営業収益は8兆円以上(13年度予想は6兆4000億円)、このうち海外は1兆円(同5000億円)を目指す。営業利益は2800億円(同1700億円)に拡大させる。営業利益に占める海外の比率を13年度の10%(見込み)から16年度には15%に拡大させる。

ROIC(投下資本利益率)は、新中計で6%以上を目指す計画。また、DEレシオ(金融を除く)は1倍程度を見込む。

3年間の総投資額は1兆5000億円程度を計画しており、前3カ年の1兆1000億円に比べて36%増となる。1兆5000億円のうち、40%は国内新店、20%は海外新店、15%は店舗活性化、10%はIT、その他に15%を振り向ける。海外投資は4000億円程度になるという。前3カ年では2000億円程度に着地するとみられており、ほぼ倍増となる。

海外向け投資では、中国をはじめとして、ベトナムやインドネシアに大型のショッピングセンター(SC)を増やす。現在、イオンモールは中国での4カ所に加え、昨年11月にはベトナム・ホーチミンに同国で初めてのモール「タンフーセラドン」をオープンした。これらを含め、ショッピングセンターは13年度に36か所の見通しだが、16年度には70店舗以上と、ほぼ倍に拡大させる。すでにカンボジアやインドネシアへの進出を公表しているほか、ミャンマーで金融事業を始めており、小売業での進出も視野に入れている。

海外事業の効率化、収益化を見据え、MD改革も行う。岡崎双一専務執行役員は会見で「これまでは個別のMDだったが、アジア共通のMD戦略の構築に着手する。MD共通化により、各国のベストな商品をアジア全域に展開する」と述べた。

<国内は都市シフト推進>

    国内では都市部での小型スーパーやディスカウントストアの展開を進める。13年度に黒字化した「まいばすけっと」は、16年度に1000店舗へと倍以上の拡大を見込む。また、連結子会社化したダイエー8263.Tも14年度の黒字化を目指し、大都市圏の基盤を確立する。

    また、シニア層に受け入れられやすい商品を強化するなどで売上増を目指すほか、オムニチャンネルも強化する。

    岡田元也社長は「幅広い所で買い置きが始まっており、4月からは瞬間的に消費が相当冷えると思う」と述べ、消費増税後の消費に対して厳しい見方を示した。そのうえで、1億総中流から2極化へと日本社会が変化していることから、グループのプライベートブランド「トップバリュ」において、価格を抑えた「ベストプライス」と高付加価値の「セレクト」を揃えるなどし「多極化するニーズを何とか取り込んで、4―5月を乗り切っていきたい」とした。

    (清水律子、江本恵美 編集 内田慎一)

    *内容を追加して再送します。

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