March 17, 2014 / 3:22 PM / 4 years ago

米大統領、ヤヌコビッチ氏やロシア副首相ら11人に制裁

[ワシントン 17日 ロイター] -オバマ米大統領は17日、ロシアのクリミア軍事侵攻に関与したとして、ウクライナ議会に大統領を解任されたヤヌコビッチ氏のほか、ロシア副首相を含むロシア人とウクライナ人11人に対する制裁を発動した。

制裁の内容は米国内の資産凍結、および米国への渡航禁止。オバマ大統領が大統領令に署名した。11人のうち7人が政府高官となっている。

ロシアのプーチン大統領は制裁の対象になっていないが、ロゴジン副首相、大統領補佐官のウラジスラフ・スルコフ氏とセルゲイ・グラジエフ氏のほか、レオニド・スルツキー議員とエレーナ・ミズリナ議員らが対象となっており、米政府は同大統領の側近に圧力をかける。

ホワイトハウスは今回の制裁発動について「不法なクリミア分離への支援を含め、ウクライナの国家主権と領土保全を侵害する行為を行った場合には結果を伴う、との強いメッセージをロシア政府に送る」と説明した。

米政府高官は、プーチン大統領は18日にもクリミアの併合を正式に発表する可能性があるとし、その場合は米政府は「直接的、かつ的を絞った方法で」追加制裁を実施するとの立場を示した。

大統領令署名後にホワイトハウスで記者会見したオバマ大統領は、「ロシアがウクライナに対する介入を続ければ、米国には追加制裁を発動する用意がある」と言明。

ロシアがウクライナ東部にさらに侵攻する恐れが出ているなか、ロシアが挑発的な行動を加速させれば、ロシアの国際社会での孤立は深まるとけん制した。

また、自身が来週に訪欧するほか、バイデン副大統領がこの日、ポーランドとリトアニアに向かったことも明らかにし、「北大西洋条約機構(NATO)加盟国としてわれわれは集団的自衛にコミットしており、このコミットメントを強調する」と述べた。

米政府高官によると、今回の措置はロシアに対する制裁として冷戦終結後では最も包括的なもの。今回の措置により、ロシアの軍事産業に従事している人物やロシア政界で利権を持っている人物などに対する制裁導入に道が開けたとしている。

プーチン大統領を制裁対象としなかったことについて政府高官は、一国の首脳を制裁対象とすることは通常はあまりないとの見解を示した。

16日にウクライナ南部のクリミア自治共和国で実施されたロシアへの編入の是非を問う住民投票では、圧倒的多数で編入が支持された。

これについて米政府高官は、一部都市で投票用紙が事前に記入されていたとの「具体的な証拠」を把握していると指摘。また、米国が発動した制裁措置について、ロシアが孤立を深めることによる政治的、経済的な損失は米国よりも大きくなるとし、ロシアによる報復措置は恐れていないと述べた。

*内容を追加して再送します。

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