March 17, 2014 / 9:23 PM / 5 years ago

アルゼンチン国債格下げ、外貨準備「急降下に近い」=ムーディーズ

[17日 ロイター] -格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは17日、アルゼンチン国債の格付けを従来の「B3」から「Caa1」に引き下げた。

格下げの理由については、国が保有する外貨準備高の減少に伴い、外貨建て債務の不履行リスクが高まっているためと説明した。

一方、見通しは「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。

アルゼンチンでは2002年に国債が債務不履行(デフォルト)に陥り、国際資本市場で資金を調達できない状態が続いている。インフレ率も高く、投資資金の流入も低迷している。

同社のアナリスト、ガブリエル・トレス氏は、外貨準備について「急降下に近い」ペースで減少していると指摘。ムーディーズによると、同国の準備は2011年の527億ドルから275億ドルに急減している。

同氏は「アルゼンチンが資金調達手段を拡充できれば(市場からの調達、二国間融資の拡大、資本流入の拡大など)状況は緩和し、格付けのプラス要因となる」と指摘。国際通貨基金(IMF)に融資を要請することも可能だが、「そのためには政府がIMFとの関係を完全に改める必要が出てくるだろう」と述べた。

同国のフェルナンデス大統領は、IMFの政策を批判することで国民の支持を集めてきた。民間エコノミストの推計によると、同国のインフレ率は年30%を超えている可能性がある。

同大統領の任期は来年終盤に切れる。市場では、次期大統領はインフレや外貨準備の減少に対応するため、現政権よりも市場に優しい政策をとるのではないかとの見方が浮上している。

*情報を追加しました。

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