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インタビュー:恵比寿ガーデンプレイスの入居に自信=次期サッポロ不社長
2014年3月23日 / 23:23 / 4年後

インタビュー:恵比寿ガーデンプレイスの入居に自信=次期サッポロ不社長

[東京 24日 ロイター] -サッポロ不動産開発(東京都渋谷区)の次期社長に内定している生駒俊行常務執行役員はロイターとのインタビューで、恵比寿ガーデンプレイスの大口テナントだった米モルガン・スタンレーが退去した後について、すでに70%は入居が決まっており、年内にはほぼ100%入居が完了するとの見通しを示した。

生駒氏は「恵比寿ガーデンプレイスは場所柄、IT企業を中心に引き合いは多い。モルガン・スタンレーが退去した後については、契約済みやほぼ条件が合意したところが70%ある。残り30%も6月頃までに契約となり、年内にはほぼ100%入居してもらえると思う」と述べた。まとまったスペースを求め、恵比寿ガーデンプレイス内で移動する企業もあるという。

すでにモルガン・スタンレーは退去しているが、現在は原状回復工事を実施しており、今年6―7月頃から新しいテナントの入居が可能になる。モルガン・スタンレーは、恵比寿ガーデンプレイスの賃貸面積の30%強を占めていた。

恵比寿ガーデンプレイスは1994年10月に開業、今年で20周年を迎える。2013年から16年まで約60億円を投資し、緊急事態時にも72時間は事業が継続できる電気供給を可能にしたり、帰宅せずにオフィスに従業員が留まることができる環境整備などを進めている。併せて、近隣も含めて「文化の発信」という街づくりをあらためて確認。そうしたコンセプトで商業施設や飲食店とも話し合いを進めているという。

<銀座ビル、賃料収入は現状比2倍強を狙う>

同社の不動産賃貸物件の柱のひとつで、銀座4丁目の交差点にある賃貸ビル「サッポロ銀座ビル」は、老朽化もあり、2月に再開発を発表した。「外観、デザイン、概要は今上半期には発表したい」としている。日産自動車のショールームやビアホールのライオンは、再開発後も入居が決まっているほか、すでに、数社のテナントからの問い合わせも来ているという。

銀座ビルは、14年春に現建物の解体を開始し、15年春に新建物着工、16年上半期に竣工する予定。総事業費は75億円を予定しており、延床面積は、これまでの1.6倍の7082平方メートルになる。「延床面積が1.6倍になるなかで、賃料収入が1.6倍では価値がないと言われてしまう」とし、賃料収入については現行の2倍強を狙いたい考え。

サッポロ銀座ビルの建て替えや恵比寿ガーデンプレイスのバリューアップなど大きな投資は2016年までで一段落する見通し。生駒氏は「投資に対して最大の効果を挙げることがミッション」と述べた。そのうえで「新たな物件を購入するよりも、既存物件の価値を上げ、ポテンシャルを顕在化させる投資の方が合理的だし有利」と述べ、現在保有する物件の価値向上に努める方針を示した。

サッポロホールディングス(2501.T)の2014年12月期の連結売上高5377億円のうち、不動産事業は4.1%の223億円、営業利益は150億円のうちの48%の72億円の見通し。銀座ビルの建て替えや、モルガン・スタンレー入居分の入れ替えなどがあり、不動産事業の収益は、14年12月期が底になる。

生駒氏は1956年生まれの57歳。3月27日付で社長に就任する。インタビューは19日に行った。

清水律子 編集:宮崎大

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