[北京 9日 ロイター] -米マイクロソフトMSFT.Oは、パソコンメーカー、レノボ・グループ(聯想集団)0992.HKやインターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)0700.HKなど中国企業数社と提携して、同国国内の基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」ユーザー向けにサポートとセキュリティサービスを提供する。
マイクロソフトは今週、XPのサポートとセキュリティーアップグレードを打ち切った。
中関村オンラインのまとめでは中国のXPユーザーは2億人で、市場全体の70%を占める、と新華社は報じている。
これらのユーザーへのサポートを継続するためにマイクロソフトはこの2社のほか、中国のインターネット企業、奇虎360科技QIHU.Nなど数社と提携し、情報保護やコンピューターのウイルス感染後の修理、新OS「ウィンドウズ7」「ウィンドウズ8」へのアップグレードなどのサービスを提供する。
テンセントはロイターに宛てた声明で、XP向けサポートを永久に無料で提供し、24時間対応のホットラインを2本設置したとしている。
奇虎はセキュリティサポートを提供するとともに、299元(48.25ドル)の料金でユーザーの新OSへの移行を支援する。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」