April 23, 2014 / 9:33 AM / 5 years ago

シリアで塩素ガス攻撃か、化学兵器廃棄での合意に抜け穴も

4月22日、今月に入りシリア国内の3カ所で、塩素ガスを使用したとみられる攻撃があった。写真は同攻撃の被害を受けた女性。12日撮影(2014年 ロイター)

[ベイルート 22日 ロイター] -今月に入りシリア国内の3カ所で、塩素ガスを使用したとみられる攻撃があった。同国が提出した化学兵器の廃棄リストに塩素ガスは含まれておらず、使用が確認されれば、昨年9月の米国、ロシアとの合意に重大な抜け道があったこととなる。

昨年8月、首都ダマスカスの郊外で化学兵器のサリンが使用され数百人が死亡した事件を受けて、シリア政府は化学兵器の廃棄で米ロと合意していた。廃棄の期限が今週末に迫る中、化学兵器禁止機関(OPCW)に申告された兵器転用可能な化学物質のうち、およそ14%が依然として同国内にとどまっている。

米国務省は、シリア政府が塩素ガスを使用したのであれば、昨年9月の合意で順守が求められている化学兵器禁止条約に違反するとしている。

シリア反政府勢力は、4月11―12日に政府側のヘリコプターが塩素ガスの入った缶を投下しているとする映像を公開した。ロイターは映像の真偽を確認できないが、この中で人々が呼吸困難に陥る様子が映っている。

また、投下された黄色い缶には、中国の兵器製造企業である北方工業公司の名前が記載されていた。ロイターは同社に繰り返し電話をかけたが応答はなかった。

塩素ガスは第1次世界大戦で広く使用された化学兵器で、吸い込むと肺の中で塩酸に変わり、内部のやけどや肺水腫により死に至るおそれがある。

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