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バーゼル委、新銀行自己資本規制の簡素化方法を提案 意見公募へ
2013年7月8日 / 12:40 / 4年後

バーゼル委、新銀行自己資本規制の簡素化方法を提案 意見公募へ

[ロンドン 8日 ロイター] -バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委員会)は8日、新銀行自己資本比率規制「バーゼルIII」の簡素化に向けた提案を公表し、業界から意見公募を行うことを明らかにした。

7月8日、バーゼル銀行監督委員会は新たな銀行自己資本比率規制のついて追加の意見公募を行うことを明らかにした。写真は2013年1月、ロンドン金融街の眺望(2013年 ロイター/Luke Macgregor)

バーゼルIIIをめぐっては、複雑すぎるとの批判が一部で出ており、バーゼル委が調査を行っていた。

委員会は調査の結果、規制の複雑さが原因で、銀行の資本計画策定が困難になるほか、リスク評価の精度が低下するなど、マイナスの影響が生じる分野が複数あると指摘した。

バーゼル委のイングベス委員長は、新規制が複雑過ぎるかという議論があることを当局として「強く認識している」としながら、修正が必要かどうかは依然決定していないと述べた。その上で、委員会として「現行の枠組みに一定の修正を加える利点について決定する前に、追加の意見を求めることが有益」と判断したことを明らかにした。

ただバーゼル委は、リスクに基づいた枠組みを金融規制の中心に据えるべきとの考えは崩しておらず、一定の複雑さは不可避となるもようだ。

調査報告では、銀行の用いる手法が高度に洗練されているため当局の監督能力が制限され、資本要件の過小評価や過剰なリスクテークにつながる恐れがあるとも指摘した。改善案としては、銀行に対し情報開示の標準化を義務付けることや、各国当局の裁量余地を制限することなどを提案した。「リスク加重資産(RWA)」の分野ではとりわけ各国当局間で扱いが異なることが既に明らかになっており、自己資本比率の数値にも影響が生じるとみられている。

一部の銀行が標準モデルではなく独自のモデルを用いてリスク加重を設定している点もRWAの問題として指摘されている。バーゼル委は銀行によるこうした独自モデルの活用を見直し、最低水準やベンチマークの適用を強化することで銀行が業界基準から逸脱しにくくすることを提案した。

レバレッジレシオに関する規制を改善することも提案している。

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