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ドルが対主要通貨で下落、軟化は一時的か
July 8, 2013 / 10:15 PM / 4 years ago

ドルが対主要通貨で下落、軟化は一時的か

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 8日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが他の主要通貨に対して下落した。

7月8日、ニューヨーク外為市場では、ドルが他の主要通貨に対して下落。写真は為替レートを表示するコンピューターの画面。5日撮影(2013年 ロイター)

ドルは6月半ば以降、米景気が他の地域に先駆けて回復し、米連邦準備理事会(FRB)が債券買い入れプログラムの縮小に踏み切るとの観測から大幅に上昇してきただけに、この日は騰勢一服となった。

ただ、前週末発表の6月の米雇用統計が好調だったことでFRBの量的緩和早期縮小の観測は高まっており、ドルは上昇基調を取り戻す公算が大きいとみられている。

終盤のユーロ/ドルは0.3%高の1.2872ドル。ドル/円はアジア太平洋取引時間帯に一時101.53円と1カ月半ぶりの高値を付けた後、終盤は0.2%安の100.99円で取引された。

主要6通貨に対するドル指数は84.588と2010年7月以来の高水準を付けた後、終盤は0.3%安の84.204。

ユーロは、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が欧州議会の経済金融問題委員会で「ユーロ圏経済は安定し、ゆっくりとしたペースながら年末に向けて回復するだろう」と述べると、上昇に弾みが付いた。ただ、ドラギ総裁は金利を長期間にわたって低く抑えるとも発言しており、ユーロが対ドルで大幅に上昇するのは難しいとアナリストはみている。

コメルツ銀行の外為調査部門の責任者、ウルリッヒ・ロイヒトマン氏は「先週のドル上昇はかなり速かった。上昇ペースは行き過ぎで、この日の調整は当然」と指摘。「市場はこれまでのドル高から利益を確定する状態になっているが、こうした動きは一時的なものにすぎない」とした。

ユーロ圏諸国がギリシャ向け次回融資で合意する見通しになったとの報道や、ポルトガルの政治情勢の安定もユーロの支援材料になった。

市場の注目は10日公表される6月18─19日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録に移った。

FRBは9月にも量的緩和の縮小に着手すると予想されているのに対して、ECBやイングランド銀行(英中央銀行)は金融緩和を継続する可能性が高く、日銀も大胆な緩和を続けると予想されることから、ユーロ、ポンド、円の各通貨は対ドルで売られやすい状態が続く見通し。

SLJマクロ・パートナーズのマネジングパートナー、スティーブン・ジェン氏は、10日公表のFOMC議事録はタカ派的な内容になりそうだと予想。「ドルが幅広い通貨に対して構造的な上昇を開始すると確信を持っている」とした。

ノルディアの通貨ストラテジスト、ニールズ・クリステンセン氏も「米国は成長の勢いが高まる一方でユーロ圏は低迷し、その差が顕著になるだろう。金利差からドルが選好され、ユーロ/ドルは下げると見込んでいる」と述べた。

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