July 12, 2013 / 7:27 AM / 7 years ago

来週の日本株は値固め、参院選と決算本格化を控え積極的に動きにくい

7月12日、来週の東京株式市場は値固めの展開となりそうだ。写真は東京証券取引所。6月撮影(2013年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 12日 ロイター] - 来週の東京株式市場は値固めの展開となりそうだ。21日投開票の参院選や今月下旬から本格化する国内企業の4―6月期決算を控えて様子見気分が広がりやすい。日本株には短期的な過熱感も残っている。一方で外部環境は好転してきた。米国株や為替の動向次第では上値を試す可能性もある。

日経平均の予想レンジは1万4200円─1万4900円。

欧州中央銀行(ECB)による時間軸政策の導入に続き、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が10日の講演で超緩和的な政策の必要性を強調し、世界の株式市場は金融相場の延命に期待を膨らませている。欧州情勢や中国の金融システムをめぐる懸念も後退するなど、外部環境は良好だ。

3連休明けの7月第3週(16―19日)も基本的には底堅い地合いを維持するとみられる。だが、12日の日経平均は終値で1万4500円台を回復し、6月13日の安値から1カ月間で2000円強、率にして17%弱もの上昇を記録している。25日移動平均線(1万3554円15銭=12日)とのかい離率はプラス7%と過熱感は強い。「参院選を控え短期的には調整含みだろう。25日線とのかい離を冷ます必要がある」(みずほ証券シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)との声も出ている。

21日投開票の参院選はアベノミクスが最大の争点。自公の勝利で衆参の「ねじれ」は解消するとの見方が大勢だが、「98年橋本内閣での参院選のように予想外の結果がないとは言えない。選挙結果を見極めるまで積極的には動きにくい」(準大手証券トレーダー)という。安倍内閣は秋の臨時国会を「成長戦略実行国会」と位置付けている。構造改革期待の買いが入るのは選挙後となりそうだ。

米国では主要企業の4―6期決算発表が相次ぐが、国内企業の決算本格化は7月下旬まで待たなければならない。ファーストリテイリング(9983.T)のようなネガティブ決算が出た後だけに、「企業業績はチェックしたい。欧州、中国関連が厳しい半面、米国、東南アジアに注力する企業は好業績が予想される。決算発表後は選別物色が進みそうだ」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏)とみられている。

外部環境の好転を受け、主要国の株式市場にはリスクを取る資金の流入が続いている。株価が大きく崩れることは想定しにくい。米国株高や円安が進めば日本株も上値を試す展開となりそう。16日から東証と大証が現物株市場を統合し、東証での売買に一本化する。市場活性化の期待も高い。一方、米国では17―18日にバーナンキ米FRB議長が金融政策について議会証言を行う。市場にどのようなメッセージを送るかが注目される。

主なスケジュールでは、国内で16日に6月首都圏マンション市場動向(不動産経済研究所)、17日に日銀金融政策決定会合議事要旨(6月10・11日分)が発表される。海外では、15日に第2・四半期中国GDP(国家統計局)、16日に6月米消費者物価指数(労働省)、6月米鉱工業生産(FRB)が発表される。

ロイターニュース 株式マーケットチーム)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below