July 12, 2013 / 5:17 AM / 7 years ago

混乱のエジプトに食糧危機の懸念、輸入小麦の備蓄が枯渇

7月11日、政治的混乱が続くエジプトに、食糧危機の懸念が浮上している。写真は5月、同国の小麦販売店舗で撮影(2013年 ロイター)

[カイロ 11日 ロイター] - 政治的混乱が続くエジプトに、食糧危機の懸念が浮上している。モルシ前政権下の食糧担当閣僚への取材で、輸入小麦の備蓄が2カ月分以下しかなく、これまで考えられていた以上に深刻な食糧不足に直面していることが分かった。

モルシ氏支持派が抗議活動の拠点にしているテントで深夜近くにロイターの取材に応じた前食糧担当相のバセム・オウダ氏によると、現在の輸入小麦の備蓄量はわずか50万トンだという。

世界最大の小麦輸入国であるエジプトは通常、年間約1000万トンの小麦を輸入している。ただ、2年半に及ぶ政治的混乱で投資家や観光客のエジプト離れが進み、外貨準備が減少したことで、食糧や燃料の輸入を維持するのは難しくなっている。

エジプトは輸入した小麦の半分はパンにし、多額の補助金によって安く国民に提供している。パンはエジプトでは主食であり、長く政治的にもデリケートな問題だった。2011年に退陣を余儀なくされたムバラク政権も、小麦価格の上昇によるパンの不足で国民の反発を受けた。

国連食糧農業機関(FAO)も11日、エジプトは2014年も2013年と同程度の食糧輸入が必要になるとしたうえで、社会不安と外貨準備の減少によって深刻な食糧危機に陥る可能性があると警告した。

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