July 23, 2013 / 10:20 PM / 6 years ago

米アップル4─6月期は減益、iPhone販売は好調:識者こうみる

[23日 ロイター] - 米アップル(AAPL.O)の第3・四半期(2013年4─6月)は、利益が減少した。ただ、スマートフォン(スマホ)「iPhone」の販売が米国や日本で伸び、アナリスト予想を大幅上回る強い数字となったため、株価は上昇した。 同決算に関する識者の見方は以下の通り。

7月23日、米アップルの第3・四半期(2013年4─6月)決算は、「iPhone」の販売好調で売上高と利益が市場予想を上回った。写真はニューヨークのアップルストアで撮影(2013年 ロイター/Mario Anzuoni)

●新製品ない中で健闘

<デスティネーション・ウェルスのマイケル・ヨシカミ氏>

現時点でアップルに対して前向きな見方が少なかったことを踏まえれば、おそらく大半の予想よりも良い結果だろう。

携帯電話市場はさらに成熟していくため利益率はこれからも縮小していくとみられる。今後の見通しについてはアップルはいつものように非常に保守的だ。

4─6月期は事実上新製品の投入がなく、7─9月期になる可能性が高いことを考えれば、今回の決算にはかなり満足している。

iPhone(アイフォーン)が新製品でないのにもかかわらずこれだけ売れたのは注目に値する。新たな製品を生み出すことができるかが鍵となる。

●iPhone平均販売価格の下落、円安が一因

<クロス・リサーチのアナリスト、シャノン・クロス氏>

iPhone販売数は、スマホ需要を懸念していた投資家に一定の安心材料となるだろう。株価が上昇しているのはそのためだ。今四半期に対する期待は強くない。

平均販売価格が下落したが、一因は円安だろう。円建てで販売されるiPhoneは多く、4─6月に円相場が下落したことが平均販価を押し下げた。

(パソコン)マックはさえない。インテル製メモリーチップなどがまもなく更新されるため、今四半期に状況は改善するだろう。

(タブレット端末)iPadは予想より悪く、やや心配だ。モデルチェンジが予想され始めているかもしれない。タブレット自体の話題性が低下している可能性もある。PC需要が減退しているのでなく、消費者(の需要)が弱いということかもしれない。

●iPad販売に失望、米以外の情勢良好でない可能性

<オークブルック・インベストメンツのアナリスト、ギリ・チェルクリ氏>

そこそこに良い結果だった。予想を上回ったのは良かった。スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の販売が予想より好調だったのも良かった。

ただ、タブレット端末「iPad(アイパッド)」の販売には失望した。地域別で見ると米国での販売は増加したが、その他の地域では減少している。これは米国以外の国の経済情勢があまり良好でないことを示している可能性がある。

●不振な四半期、革新的な製品投入まで株価横ばい

<サーハン・キャピタル(ニューヨーク)の最高経営責任者(CEO)、アダム・サーハン氏>

状況に変化は見られず、不振な四半期だった。投資家はアップル株が力強く上昇する銘柄として復活するための強力な触媒のようなものを望んでいる。アップルが新たに革新的な製品を投入するまで、株価は横ばいが続くとみている。

4─6月期決算は予想を上回ったが、投資家は本業の成長の原動力がどこにあるのか確認したいと思っている。

*内容を追加します。

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