[北京 26日 ロイター] - 新華社の26日の報道によると、中国の李源潮国家副主席は、北朝鮮の金正恩第1書記に対し、中国は朝鮮半島の非核化に向けた協議を推進する方針であることを伝えた。
李副主席は、朝鮮戦争休戦60周年を迎えることに関連した記念行事に出席するため、中国のハイレベル代表団を率いて北朝鮮を訪れている。
李副主席は25人の政治局員の1人で、今回は2011年12月の金正恩体制発足以降で、両国間の会談としては最高レベルの高官のものとなる。
人民日報によると、李副主席は、習近平国家主席からのメッセージを第1書記に伝えた。
新華社によると、副主席は「朝鮮半島の近隣国として中国は、半島の非核化を推進し、半島の平和と安定を断固として守り、問題解決に向けた対話と諮問の活用を貫く」と述べた。
また、6カ国協議の再開に向け、すべての関係国と協力することに前向きな中国な姿勢をあらためて強調した。
新華社によると、金第1書記は李副主席に対し、「(北朝鮮は)6カ国協議再開に向けた中国の努力を支持する」と述べた。
*見出しを修正して再送します。