August 6, 2013 / 8:58 AM / 6 years ago

中東・米系ファンドが芝パークビル買収へ、総額約1000億円超

[東京 6日 ロイター] - アジア・パシフィック・ランド(APL)、アブダビ投資評議会(ADIC)、CVスター、セキュアード・キャピタル・インベストメント・マネジメントのコンソーシアムが、通称「軍艦ビル」で知られる芝パークビル(東京都港区)を1000億円超で取得することがわかった。複数の関係筋がロイターに明らかにした。

日本の不動産取引としては、今年2月にソニー(6758.T)が東京都内の自社ビルを1111億円で売却して以来の規模になる。

芝パークビルは築31年と古いが、14階建てで延べ床面積は10万2300平方メートルと広く、千代田区丸の内にある丸ビルのような「Sクラス」ビルとほぼ肩を並べる。大規模ビルは大企業の本社をテナントに持つことができる利点がある。

また、東京タワーや増上寺などに近い港区の一等地に位置するランドマーク的存在で、かつて大手スーパーのダイエー8263.Tの本社が所在していたこともある。

不動産市場の回復は、景気動向に対し遅行性があるとされる。景気回復で最初に賃料が上向くのは「Sクラス」や「Aクラス」と称される大型で一等地にある建設時期の比較的新しいオフィスビル。

芝パークビルのような「Bクラス」のオフィスビルの売買が成立する背景には、日本の景気拡大が続き、オフィス賃料の上昇が、今後Bクラスの物件にも波及するという投資家の思惑がある。

芝パークビルは不動産バブルのピークの2006年に不動産運用会社ダヴィンチ・ホールディングスがモルガン・スタンレー(MS.N)の運用する不動産ファンドから1430億円で取得した。

当時は中央三井信託銀行(現三井住友信託銀行)やメリルリンチ(現バンクオブアメリカ)が融資したが、リーマンショック後に不動産価値が下落し、買い手はローンを返済できず、売却権は銀行に移譲されていた。

今回新たな買い手になった投資家は、約100億円の資金(エクイティ)を投入するほか、約900億円の借入れ(ローン)で買収資金をまかなう。

シニアローンはみずほ銀行、メザニンローンを新生銀行(8303.T)やコメルツ銀行の不動産融資部門、コメルツ・ジャパン・リアルエステート・ファイナンスが提供する。

みずほ銀行、新生銀行などローンを提供する銀行はロイターに対し、コメントを差し控えると述べた。買い手のコンソーシアムのうち、3社はコメントを差し控えると表明し、1社にはコメントを求めたが回答は得られなかった。

(藤田 淳子 編集;田巻 一彦)

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