August 29, 2013 / 2:37 AM / 6 years ago

米大統領がシリア攻撃の長期化回避を強調、時期決定難しく

[ワシントン 28日 ロイター] - オバマ米大統領は28日、シリア政府は先週の化学兵器攻撃に対する「国際的な結論」に直面することになると述べた。

8月28日、オバマ米大統領は、シリア政府が先週の化学兵器攻撃に対する「国際的な結論」に直面することになると述べた。写真はダマスカスで13日撮影(2013年 ロイター)

ただ、シリアに対するいかなる軍事行動も米国が新たな中東での紛争に巻き込まれることを回避するために限定的になるとの見解を示した。

国外での紛争への関与に嫌気がさしている国民に対し、軍事行動は人道的見地ではなく米国の安全保障上の国益に基づくものになるとの認識を示した。大統領は長らくシリア情勢への介入に消極的だった。

米国と同盟国はまだ攻撃について決断は下していないとしながら、選択肢は行動するか否かではなく時期の問題であることを示唆した。

大統領は米公共放送(PBS)のインタビューで「われわれは化学兵器攻撃はシリア政府によるものとの結論に至った。そうであれば、国際的な結論が必要になる」と語った。

ただ攻撃実施にあたっては、シリアで国連調査団による調査が続いていることや、関係各国との調整および米議会への説明を考慮する必要があり、時期の決定が難しくなるとみられている。

一方、強硬だった英国のスタンスには変化がみられ、英政府は国連安保理は軍事行動を起こす前に調査団の報告を待つべきと指摘。英議会でも2度採決が必要になるとの見解を示した。

オバマ米大統領は、アサド政権は罰せられなければならないとする一方、イラク戦争での間違いを繰り返してはならないと強調。「シリア問題の長期化は望まないが、化学兵器のような武器に関する国際的な違反があった場合は責任が追及されるということを明確にする必要がある」と述べた。

西側諸国による空爆の可能性が強まる中、シリア市民の間では緊張が高まっており、空爆の標的となる可能性のある地域から避難する動きが広がっている。

一方、国連の調査団はこの日化学兵器使用疑惑をめぐり2度目の現場検証を行った。ただ、潘基文国連事務総長は、調査の終了にはまだ時間がかかるとの見方を示している。

シリア政府は、米国や英国、フランスはシリアで「テロリスト」が化学兵器を使用する手助けをしたと批判。「侵略者の墓場」になると警告した。

英国は、シリアへの軍事介入を可能にする国連決議案をまとめ、国連安全保障理事会に提示した。

ロシア、中国が拒否権を行使することは必至とみられるなか、この日は決定なしに終わっている。米国と同盟国は国連決議なしでも行動に踏み切る姿勢を鮮明にしている。

ただキャメロン英首相は、国内外の圧力に直面し軍事行動実施の時期について軌道修正を余儀なくされた。これが計画にどのように影響するかは不明。

一方中国の王毅外相は29日、シリア情勢の緊迫化をめぐり、軍事介入は中東地域の混乱を悪化させるだけとして関係各国に自制を呼びかけた。

外務省のウェブサイトで「シリア問題は政治的解決が唯一の対応策で、中国はあらゆる方面に自制と冷静な対応を求める」との声明を発表した。

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