August 30, 2013 / 2:07 AM / 5 years ago

中国指導部、周永康・前政治局常務委員の汚職調査へ=香港紙

[北京 30日 ロイター] - 中国共産党指導部は、周永康・前政治局常務委員(70)の汚職をめぐる調査を開始することで合意した。香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが30日伝えた。

8月30日、中国共産党指導部が、中央政治局常務委員だった周永康氏(写真)の汚職をめぐる調査を開始することで合意したと、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えた。ネパールのカトマンズで2011年8月撮影(2013年 ロイター/Navesh Chitrakar)

周氏は、収賄と横領、職権乱用の罪を問う公判が今週結審した重慶市の元トップ、薄熙来被告と密接な関係にあったとみられている。

中国外務省は報道についてのコメントを差し控えた。中国国務院新聞弁公室はロイターの取材に答えていない。また、周氏には接触できていない。

周氏が務めていた政治局常務委員は党最高指導部の一員にあたり、薄被告はそれよりも1ランク下の政治局員だった。同紙によると、現役および退任後を含めて政治局常務委員が経済犯罪で調査を受ければ、約40年前に終結した文化大革命以降で初のケースとなる。

同紙は指導部の動向に詳しい複数の関係筋の話として、調査開始決定の背景には、腐敗問題の規模や周氏一家の蓄財に対する党内の怒りが高まっていることがあるとしている。

同紙によると、習近平国家主席は同調査を担当する当局者らに対し、「真相を解明するように」と命じたという。

温家宝・前首相やその一家を含め、退任したその他の政治局常務委員に対する調査を求める声が高まりかねないとして、多くの関係筋や政治アナリストらは、周氏が調査を受けることはないのではないかとの認識を示していた。

米ニューヨーク・タイムズ紙は昨年、温前首相の一家が少なくとも27億ドルの「隠し資産」を蓄財していたと報じた。中国側はこの報道を中傷だとしている。

米国に拠点を置く中国語ニュースサイト「多維」は今月、周氏が汚職で調査を受けていると伝えたが、その後にこの報道は取り消された。

<石油閥>

中国当局は今週、周氏がトップを務めていた中国石油天然ガス集団(CNPC)の幹部4人を調査していると発表していた。調査を受けている李華林・副総経理は周氏の秘書を務めていた。

サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は、周氏が四川省トップだった時代とCNPCに在籍していた時代が調査の中心になりそうだとしている。

特に、周氏や同氏の家族が、同氏の息子である周斌氏らが進めた油田や不動産取引を通じて利益を得たかどうかが調査される見通しだという。

同紙によると、関係筋は、周氏が起訴されたり、党内部の規律検査を受けるかどうか話すのは時期尚早だ、と述べた。

周氏は、公安や司法部門を統括する党中央政法委員会書記も務めていた。

四川省党委員会の李春城・副書記を含め、その他3人の周氏に近い人物が現在調査を受けている。

同紙によると、党の調査は通常、主要ターゲットの政治基盤を弱めるため、側近ら外堀から埋めていく形をとる。

<薄被告をかばったとのうわさも>

周氏をめぐっては昨年、薄被告の処分をためらったとのうわさが流れた経緯がある。

周氏は昨年11月の党大会で政治局常務委員を退任し、今年3月には公式に一線から退いた。

同時に、同氏が務めていた党中央政法委員会書記のポストも格下げされ、現在の孟建柱・政法委書記は政治局常務委員ではなく、政治局員となっている。

習近平政権は「虎もハエも一緒にたたく」として地位の高低を問わずに腐敗政治家・官僚を取り締まる姿勢を示している。

*内容を追加して再送します。

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