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米国、シリア化学兵器使用裏付ける報告書公表
2013年8月30日 / 20:23 / 4年前

米国、シリア化学兵器使用裏付ける報告書公表

[ワシントン 30日 ロイター] - オバマ米政府は30日、シリア政府が過去1年に複数回にわたり化学兵器を使用したとの証拠を公表し、「無差別かつ想像を絶する恐ろしい行為を罰せられないままにしておく訳にはいかない」として、限定的な軍事介入の正当性を主張した。

8月30日、米政府は、シリアが化学兵器を使用したとの証拠を公表し、限定的な軍事介入の正当性を主張した。写真はケリー国務長官。ワシントンで15日撮影(2013年 ロイター/Kevin Lamarque)

ケリー国務長官はシリアのアサド大統領を「殺人者」と激しく非難。だが無制限の関与を回避するため、米国の軍事対応は慎重に計画されると説明した。

報告書によると、8月21日にシリアで行われた化学兵器による攻撃で426人の子どもを含む少なくとも1429人の市民が死亡した。これは複数の攻撃のうちの1つとしている。

ケリー長官は「独裁者による無慈悲な大量破壊兵器の使用に対し目をそむければ、歴史はわれわれに対し極めて厳しい判断を下すだろう」と訴えた。

ただ米国の対応に関する詳細については明らかにせず、日程についても言及を避けた。

軍事介入の時期は少なくとも国連調査団による報告書が提出されるまでは先送りされるもよう。

またオバマ米大統領は、スウェーデンや20カ国・地域(G20)首脳会合が開催されるロシアに向けて来週9月3日に米国を発つ予定。国外にいる間に攻撃を命じる可能性は低いとみられており、開始時期をめぐっては不透明感が強い。

報告書は、傍受した通信や衛星による情報などを基に、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したことに強く確信していると指摘した。

傍受した通信内容では、攻撃に詳しいシリア政府高官が8月21日の化学兵器使用を認めており、また「国連調査団が証拠をつかむことを懸念していた」としている。

犠牲者の数は当初の想定をはるかに上回る規模で、米高官によると、死者はまだ増える可能性がある。

ダマスカス周辺の3つの病院ではおよそ3600人が治療を受け、患者は神経ガス攻撃から3時間以内に表れる症状を示しているとしている。

反政府派が化学兵器による攻撃を行ったとのシリア政府の主張については、攻撃の証拠を示すビデオや医療専門家に確認された症状をでっちあげる能力は反対派にはないと反論した。

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