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ドル97円後半、短期筋は売り意欲も攻めあぐね
2013年10月2日 / 06:59 / 4年前

ドル97円後半、短期筋は売り意欲も攻めあぐね

[東京 2日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の97円後半。この日も米暫定予算案をめぐる協議に進展はみられず、市場は次第に疲労感を募らせている。

10月2日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の97円後半。4月5日撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)

日経平均株価.N225が下げ幅を拡大させる中で、クロス円、ドル/円ともに上値の重い展開となった。

<短期筋はショート攻めあぐね>

午後3時までのドル/円は97円後半を中心に取引された。仲値公示付近までは底堅く推移していたが、日経平均株価がマイナス圏に転落すると、ジリジリと値を下げた。終盤にかけて日経平均株価の下げ幅が400円に迫ると、一時97.63円まで下落した。

ただ、日経平均が下げた割にはドル/円は底堅いとの指摘も出ている。市場関係者によると、短期筋は米国の混乱が収束するまではショートで攻めたい意向だが、97円半ばの堅さに攻めあぐねているという。

ある大手邦銀関係者は「97円ミドルを切れたらテクニカル的にも下向きになるので、下攻めしたがっているが、このところ97円ミドルで止められていることもあり、攻めづらいようだ」と話していた。

市場筋によると、97円半ばにはストップロスオーダーが入っているが、97.20─97.50円にはセミオフィシャルの買いオーダーも観測されている。

実需の動きは目立たなかった。「多くの輸出企業はまだアベノミクスによる円安を期待しており、100円台後半の売りを残している」(大手邦銀)という。

<2週間程度なら影響軽微か>

米国では一部政府機関の閉鎖に伴い、注目度の高い指標の多くが予定通り公表されない見通しとなってきた。4日に9月の雇用統計を発表する予定だった米労働省労働統計局は、政府の業務が再開されるまでいかなる発表も行わないとの方針を示した。

市場では「アメリカの政府機関閉鎖や債務上限問題にせよ、テーパリングの見送りにせよ、マーケットではもううんざりという空気が漂っている」(機関投資家)との声が出ていた。

このため、短期筋の間ではドル・ロングの積み増しが止まっており、ドルを介した取引が全般に低迷しているという。

三井住友信託銀行マーケット・ストラテジスト、瀬良礼子氏は「2週間程度で終われば経済にもそれほど大きな影響はないが、その先も続くようであれば打撃は大きい」と指摘。その上で、目先はリスクオンに傾きにくいとして「ドル/円は8月に96円程度まで下げており、大きく振れるときはこの水準まで下げてもおかしくない」との見方を示した。

「抜本合意しなくても暫定措置をとって議論を重ねていくということになれば、再び99円、100円というレンジに戻ってくるだろうが、そこに戻るには少し時間がかかるかもしれない」という。

(志田義寧)

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 97.67/69  1.3521/25  132.07/11

正午現在   97.83/85  1.3520/24  132.27/31

午前9時現在 97.93/95  1.3521/25  132.42/46

NY午後5時 98.00/02  1.3524/27  132.51/55

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