[横浜 11日 ロイター] -日産自動車7201.Tは11日、海外で展開する高級車ブランド「インフィニティ」を2014年2月下旬に日本市場に投入すると発表した。
日産は海外で「インフィニティQ50」として販売されているセダンを日本市場に次期「スカイライン」として投入。車体の前部やハンドルなどに「インフィニティ」のロゴマークを付ける。
次期「スカイライン」はハイブリッド車(HV)仕様で、衝突回避などの新たな安全システムを装備。日産によると価格は449万6100円から。
日産は次期「スカイライン」を既存のディーラー網を利用して販売。新たにインフィニティ専門の販売網は構築しない。
日産は「インフィニティ」ブランドを25年前に立ち上げ、米国などで販売している。カルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は、独フォルクスワーゲンVOWG_p.DEの「アウディ」や独ダイムラーDAIGn.DEの「メルセデスベンツ」などと競争できる高級車ブランドに育て上げたい考え。
西川廣人副社長は、次期スカイラインが世界的な高級車ブランドであることを顧客に約束できるよう、インフィニティのロゴを使用することを決めたとしている。
ただアンディ・パーマー副社長は、日本で販売されている他の車種を「インフィニティ」ブランドとして販売するかについては明らかにしなかった。
ゴーンCEOは「インフィニティ」ブランドの世界販売台数を2017年ごろまでに約3倍の50万台に引き上げたい考え。昨年度のの販売台数は17万2615台。このうち約70%が米国での販売だった。
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