November 13, 2013 / 8:32 AM / 5 years ago

フィリピン台風被災地で略奪が深刻化、コメ倉庫で8人死亡

11月13日、台風30号で大きな被害が出たフィリピン中部では救援活動が難航し、略奪行為で死者が出たほか、一部住民が水道管を壊して水を確保するなど混乱状態が続いている。写真は家に「助けて」というサインを掲げるタクロバン市の男性(2013年 ロイター/Romeo Ranoco)

[タクロバン(フィリピン) 13日 ロイター] -フィリピン中部では、台風30号の上陸から5日が経過した13日も救援活動が難航し、略奪行為で死者が出たほか、一部住民が水道管を壊して水を確保するなど混乱状態が続いている。

壊滅的な被害を受けたレイテ島のアランアランでは、地元当局のコメ倉庫で略奪があり、50キロのコメ袋3万3000個が持ち去られたという。この際、倉庫の一部が崩壊し、8人が死亡した。

タクロバン市で撮影されたテレビの映像では、略奪者を追い払うため兵士が空に向けて発砲するのが確認できる。当局者は、同市の9割が破壊されたが、支援を受けているのは住民の2割のみだと指摘。「略奪は犯罪行為ではなく、自らを守るためだ」と述べた。同市では、地下にある水道管を破壊して水を手に入れる住民もいた。

台風30号による死者数をめぐっては、これまで1万人に上るとの報道もあったが、アキノ大統領はCNNに「1万人は多過ぎると思う」と述べた。

大統領は、政府が被災地からの情報収集に努めていると説明。最終的な数字、特に行方不明者数を把握するためには、まだ連絡が取れていない自治体から情報を得る必要があるものの、「死者数については今のところ2000人、2500人程度と想定している」と語った。

一方、救援関係者の間では、大統領が示した死者数は少なすぎるとの指摘もある。フィリピン赤十字社のグウェンドリン・パン氏はロイターに対し「今後増えていくだろう」との見方を示し、被災地の多くにまだアクセスできないと述べた。

国連によると、家を失った被災者は約67万人に上り、多くは食糧、水、医薬品を入手できていない。世界保健機関(WHO)は、日本、ベルギー、イスラエル、ノルウェーから支援チームが到着し、被災地で医療施設を開設したと発表。他の国も医療チームを派遣するとみられる。米海軍高官によると、現在250人を超える米兵が被災地で支援に当たっており、今後さらに増える見通しだという。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below