[ローマ 26日 ロイター] -イタリア上院は2014年予算案を承認するための信任投票を実施し、賛成171票、反対135票の賛成多数で予算案を信任した。
ベルルスコーニ元首相率いる中道右派の「フォルツァ・イタリア」は反対票を投じ、レッタ首相率いる連立政権から正式に離脱した。
ベルルスコーニ氏の中道右派勢力は今月に入り、レッタ政権の支持派が離脱して分裂。この離脱議員が予算案に賛成票を投じた。
ベルルスコーニ氏の政党名は分裂後、フォルツァ・イタリアに変更されている。
フォルツァ・イタリアのブルネッタ下院院内総務は「本日からわれわれは野党の立場になり、大連立は終わった」と述べた。
脱税事件で実刑判決が確定したベルルスコーニ氏については、議員資格はく奪の是非を問う投票が27日行われることになっている。