November 27, 2013 / 2:04 AM / 6 years ago

砂漠でサーモン養殖、UAEの企業が実現化へ

[アブダビ 26日 ロイター] -砂漠でのゴルフ場やショッピングモール内のスキー場などを実現してきたアラブ首長国連邦(UAE)だが、今度はサーモンなど冷水魚の養殖に着手している。

実現を目指しているのはアブダビの水産加工会社アスマクで、ノルウェー産やアイルランド産に比べて価格競争力のある養殖魚を陸上で育てる計画。同社はすでに海外で魚の養殖事業を手掛けており、北欧で培ってきたテクノロジーを使い、中東初となる陸上養殖場を通じて手頃な魚を提供したい考え。

事業開発担当マネージャーのタマール・ユセフ氏は、ロイターの取材に「6─8カ月以内に、ここで養殖したサーモンが食べられるようになる」と語った。

課題は、海水の温度が40度になることもある同地で、プールの水温を13度に保つこと。プロジェクトは総面積50万平米の敷地に海水を冷却して使う再循環養殖システムを設置するなど大掛かりなもので、総工費は1000万ディルハム(約27億5000万円)に上る。

ユセフ氏は、陸上養殖場を持つメリットは「環境をコントロールできること」と説明。「高潮や酸性雨の影響、そして最も重要な温度上昇などに振り回されることはない」と述べた。

また、一部にはコストがかかり過ぎるという批判もあるが、同氏は「冷却を維持するコストを考慮しても、国産サーモンの価格は、現在市場で流通している輸入サーモンに対抗できる」と自信を見せた。

ただ、初出荷自体は数カ月以内に実現できるものの、「儲かるサイズ」を出荷できるようになるまでには時間がかかり、「最も高く売れる4キロの大きさに育てるのは少なくとも2年かかりそうだ」という。

現在ノルウェーやアイルランドからUAEに冷凍サーモンを空輸する費用は、1キロ当たり約5ドル(約505円)となっている。

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