[パリ 14日 ロイター] - フランス石油・ガス大手トタル(TOTF.PA)は14日、ベルギーの天然ガス・再生可能エネルギー電力3位、ランピリスを買収すると発表した。
両社の共同声明によると、トタルはランピリスの全株式を取得する。詳細は不明だが、関係筋によると、買収額は1億5000万─2億ユーロ。
トタルの広報担当者は「ランプリス買収で機動的な営業基盤、顧客知識が備わり、斬新な提案を発展させ、家庭向け電力市場に参入することが可能になる」と説明。家庭向け電力市場への参入は、電力・ガス市場の一体化に役立つとの見方を示した。
トタルは再生可能エネルギー電力市場で20年以内にトップに立つことを目指しており、先月には蓄電装置メーカーのサフトを11億で買収することを発表している。
ランプリスは2003年の創業。ベルギーとフランスで100万人近い顧客を抱えている。従業員数は約350人。