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石破氏が総裁選不出馬・河野氏支援 「勢力二分は勝利つながらず」

[東京 15日 ロイター] - 自民党の石破茂元幹事長は15日開催した自らの派閥会合で、総裁選に出馬しないと正式に表明した。石破氏自身として、総裁選で河野太郎行政改革・規制改革担当相を支援する考えを、会合後の会見で明らかにした。

自民党の石破茂元幹事長は15日開催した自らの派閥会合で、総裁選に出馬しないと正式に表明した。写真は昨年の総裁選の討論会で、代表撮影(2021年 ロイター)

河野氏は13日、石破氏のもとを訪れ、総裁選で当選した場合、挙党体制を作るため石破氏に協力を要請していた。石破氏は「改革が必要との国民の思いに応えるには勝利しなければならず、その勢力が二分することは勝利につながらない」と述べた。菅義偉首相の辞任表明後、出馬の是非を悩み続け、きょう正式に不出馬を判断したという。

改革の志とは「納得と共感、国民と正面から向き合うこと」と強調。国民の思いに近いのは期数の若い議員たちだと述べた。

新体制は「挙党一致で間違っていることを間違っていると言える体制にしたい」とも述べた。「政策集団として、それぞれの行動を拘束することはしない」と語り、石破派として河野氏への投票を拘束はしない方針を示した。

安倍晋三前政権での森友問題を巡り、河野氏は再調査は不要と表明している点について、石破氏は、河野氏とも「国民への説明責任に対する思いは共有している」とした。

国有地売却を巡り財務省の決裁文書改ざんを苦に自殺した近畿財務局職員赤木俊夫さんの遺族から、「理解と納得が得られる努力しなければ政治ではない」とも語った。

また、安倍・菅政権下で、官邸主導になっていたとされる内閣人事局のあり方について問われ、「公務員は政権でなく国民に奉仕すべき」と強調した。

自民党総裁選は383の国会議員票と、全国の党員・党友票を383票に配分し直した票の合計で、過半数を獲得した候補が当選する。候補者が多数で過半数獲得者がいない場合は国会議員票の比重が大きい決選投票が行われる仕組み。

全国113万人の党員・党友票は世論と似た傾向を示すとされ、報道各社の世論調査で次期首相候補として1、2位を占める河野氏と石破氏が組めば、初回の投票で河野氏が過半数を獲得できるとの読みがある。

日本テレビが13日公表した自民党の党員・党友調査によると、投票先は河野氏25%、石破氏21%、岸田氏19%、高市早苗前総務相16%。今後は、党員・党友の石破票が、どの程度河野氏に流れるかが焦点となる。

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