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LGのスマホ撤退、北米市場ではサムスンが大きな恩恵か

 4月5日、韓国の電機大手、LG電子がスマートフォンを含む携帯電話事業から撤退する方針を表明したことで、収益性の大きい北米市場では同じ韓国のサムスン電子が他のスマホメーカーより大きな恩恵を受けそうだ――。複数のアナリストはこうした見立てをしている。写真はLG電子製スマホのモック、ソウルで撮影(2021年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[5日 ロイター] - 韓国の電機大手、LG電子がスマートフォンを含む携帯電話事業から撤退する方針を表明したことで、収益性の大きい北米市場では同じ韓国のサムスン電子が他のスマホメーカーより大きな恩恵を受けそうだ――。複数のアナリストはこうした見立てをしている。

調査会社ガートナー、カウンターポイント両社の見積もりでは、LGの米国スマホ市場におけるシェアは現在約10%。ガートナーのアナリスト、Tuong Nguyen氏は「アップルは(米国)市場の高価格帯をターゲットにする傾向があるので、LGの売上高のごく一部を手に入れるかもしれない。(一方で)サムスンはLGと共通する市場で競争を展開してきたため、LGの売上高の大半を引き継ぐ公算が大きい」と述べた。

LGの世界全体のシェアは昨年時点で2%まで縮小。2013年のピーク時には、サムスンとアップルに次ぐ世界3位のスマホメーカーとして存在感を示していただけに、その凋落の激しさを物語る。

カウンターポイントによると、昨年のLGのスマホ出荷台数は2300万台。サムスンは2億5600万台だった。

カウンターポイントのアナリスト、タルン・パタク氏は、LGが主に中価格帯で競争していたと指摘した上で「中国勢と中価格帯ブランドがLG撤退の追い風を最も受けるだろう。米国のような重要市場では、サムスン、モトローラ、HMDのプラス効果が一番大きく(ZTEとアルカテルの効果はより小さい)、シャオミとモトローラは中南米市場で、サムスンは韓国で有利になる」と付け加えた。

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