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英銀ロイズ、通期利益横ばい 貸倒引当金積み増し

2月22日、 英銀大手ロイズ・バンキング・グループが発表した2022年通期決算は税引き前利益が横ばいだった。ロンドンのロイズ支店で2017年2月撮影(2023年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 22日 ロイター] - 英銀大手ロイズ・バンキング・グループが22日発表した2022年通期決算は税引き前利益が横ばいだった。金利上昇が増益要因となったが、貸倒引当金を積み増したことが響いた。

通期の税引き前利益は69億ポンド(84億ドル)で、前年と同水準。同行がまとめた市場予想と一致した。

同行は1株当たり1.6ペンスの期末配当と最大20億ポンドの自社株買いを発表。22年の株主還元は総額36億ポンドとなった。

22年の貸倒引当金は15億ポンド。エネルギー・食品価格の高騰が家計を圧迫し、債務不履行のリスクが増えた。21年は国内経済がロックダウン(都市封鎖)から回復したことを受けて、14億ポンドの貸倒引当金を戻し入れていた。

収入は14%増の180億ポンド。中長期の利益率見通しを引き上げた。有形株主資本利益率(RoTE)は26年までに15%を超える見通し。従来目標は12%以上だった。

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