September 4, 2018 / 8:53 AM / 2 months ago

インタビュー:地銀、オープンイノベーションで地域経済に貢献を=関東財務局長

[さいたま市 4日 ロイター] - 田中琢二関東財務局長は4日、ロイターとのインタビューで、日銀のマイナス金利政策には「マクロ経済の回復を促すという面に加え、金融機関に経営の見直しを促す側面もある」と指摘した。地方銀行に「今こそビジネスを真剣に見直すことを考えてもらいたい」と述べるとともに、オープンイノベーションの担い手になってほしいと要望した。

田中局長は、個々の金融機関の健全性が重要との認識を示す一方で、「経済環境の変化に伴う収益性の変化に一喜一憂するのではなく、中長期的に地域経済に貢献できるか、金融機関と深度ある対話を行いたい」とした。

その上で「さまざまな経営者の意見や経営そのものへの知見について意見交換を深めてきたのか、金融機関は見直して欲しい。様々なアイデアや知見を吸収して組み合わせ、オープンイノベーションとして生み出していく姿勢が重要ではないか」と述べた。

一方、マネーロンダリング(資金洗浄)対策を国際的に推進する政府間会合、金融活動作業部会(FATF)による第4次対日相互審査を来年に控え、田中局長は「地域金融機関のトップが問題意識を持っているのは心強い」と述べた。

ただ、問題意識にとどまらず、マネロンの未然防止に向けた対策が必要だとし、「求められる水準と各金融機関の業務の実態のギャップを正確に認識し、ギャップをどうやって埋めるか。埋めていくための作業が必要だ」と指摘した。

関東財務局としては、日々のモニタリングで地域金融機関に対策の向上を求める一方、「一定程度問題が顕在化している金融機関については、金融庁と協力して一体で対応していく」と話し、ケースによっては立ち入り検査を行うと述べた。

田中氏は1985年に東京大学教養学部卒、旧大蔵省入省。産業革新機構専務執行役員、財務省副財務官を経て、今年7月に関東財務局長に就任した。

和田崇彦

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