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米リフト、第2四半期は調整後で初の黒字 ドライバー不足警告

[3日 ロイター] - 米配車大手リフトが3日発表した第2・四半期(6月まで)決算は調整後のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が2380万ドルとなり、目標より1四半期早く黒字化を達成した。コスト抑制や乗客数の回復が寄与した。黒字計上は2012年の創業以来初めて。市場予想は約5000万ドルの赤字だった。

調整後ベースでの黒字は今後も続く見通しという。ただ、ドライバー不足や新型コロナウイルス変異株「デルタ」の感染拡大について警告を発した。

決算を受け、株価は引け後の時間外取引で一時6%上昇したが、乗車1回当たりの売上高が四半期ベースで減少する見通しという決算会見での幹部の発言を受けて上げ幅を縮小した。

同社は、ドライバー向けインセンティブへの継続的な投資と、乗車料金の低下が、第3・四半期の売上高を圧迫するとしている。

PPフォーサイトのアナリスト、パオロ・ペスカトーレ氏は「デルタ変異株と消費者を巡る懸念を踏まえると、道のりはなお険しい」と述べた。

米国内で感染力の強いデルタ株の感染拡大を巡る懸念が高まっているものの、リフトのプラットフォームは7月も成長が続いたという。

ブライアン・ロバーツ最高財務責任者(CFO)は「弊社は(感染)状況を注視しており、各都市間で引き続きばらつきが見られると予想している。状況が急変し、見通しに影響を与える可能性がある」と指摘した。

株式ベースの報酬など特別費用を含む第2・四半期の純損益は2億5200万ドルの赤字だった。

リフトは当初、調整後EBITDAについて、今年末までの黒字化を目標に掲げていたが、その後、第3・四半期での達成に前倒ししていた。

ジョン・ジマー社長は「当社のビジネスモデルはかつてないほど健全なものになっている」と指摘。過去2─3年間で実施してきた技術や効率性の改善により、収益性が向上したと述べた。

また、乗客数が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)前の水準に戻ったとしても、コストを抑制することができるとし、「今後も調整後ベースでの収益性を維持できると見込んでいる」とした。

リフトの売上高に占めるコストは第2・四半期に前年比で半分近くに減少。2019年と比べても大幅に減った。

アトランティック・エクイティーズのアナリスト、ジェームズ・コールドウェル氏は「アクティブな乗客数がパンデミック前の水準より依然として20%少ないにもかかわらず、黒字化を達成したという事実は、リフトの利益にまだ十分なアップサイドがあることを示している」と述べた。

第2・四半期の乗客数は第1・四半期から約360万人増加し1700万人超となった。パンデミック関連の制限措置が解除されたことなどが寄与した。

第2・四半期の売上高は7億6500万ドル。アナリスト予想は6億9700万ドルだった。

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