[4日 ロイター] - 米配車大手・リフトが4日発表した第2・四半期決算は、調整後の営業利益が過去最高に達した。配車サービスへの需要急増が寄与したほか、採用を大幅に減速させるなどのコスト管理が奏功した。また、2024年の調整後営業利益が10億ドルに達するとの見通しを示した。
引け後の時間外取引で、株価は8%超上昇した。
株式報酬や他の経費を除く調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は7910万ドルと、リフィニティブのアナリスト予想(1866万ドル)を上回った。
調整後1株当たり利益は0.13ドル。アナリストは0.03ドルの赤字を予想していた。
「アクティブライダー」は前四半期から12%増の1990万人と、コロナ禍が始まって以降で最高となった。とりわけ空港行き帰りのサービス利用が全体の10.2%を占め、過去最高となった。
売上高は前年同期比30%増の9億9070万ドル。リフィニティブのまとめたアナリスト予想は9億9050万ドルだった。
同社のジョン・ジマー社長は、ユーザーと運転手を結び付ける方法やマッピングの改善、ユーザー向け新プログラムの導入などで成長の余地があると説明した。
一方、第3・四半期については、高インフレや保険コスト高などが利益率を圧迫するとの見方を示した。
22年通年の売上高の伸びは、21年水準を36%下回るとの見通しを示した。
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