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リフト、第1四半期売上高見通しが予想を下回る 株価引け後に30%超下落

[9日 ロイター] - 米配車大手リフトが9日示した第1・四半期売上高見通しは市場予想を下回った。主要市場の一部を見舞っている厳しい寒さや値下げが圧迫要因になると説明した。

米配車大手リフトが9日示した第1・四半期売上高見通しは市場予想を下回った。2022年6月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

引け後の時間外取引でリフトの株価は一時30%超下げ、時価総額が20億ドル近く減少した。また、ナスダック上場銘柄で最も取引が多かった。

第1・四半期売上高見通しは約9億7500万ドルで、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の10億9000万ドルに届かなかった。

第1四半期の調整後の利払い・税・償却前利益(EBITDA)見通しは500万─1500万ドルとした。

合わせて発表した2022年第4・四半期の業績は、調整後EBITDA(保険の準備金積み増し除く)は1億2670万ドルで、アナリスト予想は9101万ドルを上回った。

アクティブライダー数は8.7%増の2036万人。ファクトセットのまとめたアナリスト予想は2030万人だった。

競合ウーバー・テクノロジーズが8日示した第4・四半期決算は市場予想に反し黒字となったほか、第1・四半期の調整後EBITDA見通しも市場予想を大幅に上回った。

アナリストによると、リフトのプレゼンスが大きい米西海岸では、他地域に比べ需要がコロナ禍前の水準への回復で後れを取っている。これがウーバーと比較し、リフトの回復の妨げとなっている可能性があるという。

ジョン・ジマー社長はロイターとのインタビューで「市場が健全であることを踏まえると、その機会を生かすことが重要だ」と説明し、時間帯により料金を引き下げる考えを示した。

西海岸地域については十分に回復していないものの、かなり改善したと指摘した。

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